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米ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」が、遂にDVD化! [吹き替えについて]

オイラの大好きな米ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」が、遂にDVD化と聞いて色めき立つオイラなのであります!(^皿^)。

刑事ナッシュ・ブリッジス シーズン1 [DVD]

刑事ナッシュ・ブリッジス シーズン1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

早速ポチッと予約しちゃったもんねー♪(^皿^)
 
「刑事ナッシュ・ブリッジス」は、1996年より米CBSネットワークで放送されたドラマで、シーズン1〜6の全122話が制作された人気作品です。主演はドン・ジョンソン、彼は制作にも名を連ねています。
サンフランシスコ市警(SFPD)の特別捜査班(SIU)に所属する敏腕刑事ナッシュ・ブリッジス(ドン・ジョンソン)が、相棒のジョー・ドミンゲス(チーチ・マリン)ら同僚刑事らと共に、事件を解決していく姿を描いた痛快ポリス・アクションドラマ。時にシリアスに、時にコミカルにと展開されるドラマは見応え充分で、魅力的なキャラクターも多数登場する良質なテレビドラマとなっています。
 
オイラが初めてこのドラマを見たのはテレビ東京で放送されていた時だったのですが、その面白さにいっぺんに番組のファンとなってしまいました。
(だからテレビ東京って好きさ!)
ドン・ジョンソンと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはり同じく主演を演じて大ヒットした刑事ドラマ「マイアミ・バイス」だと思うのですが、「マイアミ・バイス」未見のオイラにとっては、例えば「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」でミッキー・ロークと共演してたなーとか、ケビン・コスナーのゴルファー映画でライバルのゴルファー役を演じていたなー....ぐらいの認識しかありませんでした。それがこのドラマを通して一気にドン・ジョンソンのファンになってしまいました。「マイアミ・バイス」の時とは違う“おじさん的魅力”が炸裂する「ナッシュ・ブリッジス」。ドン・ジョンソン演じるナッシュ・ブリッジスは、ホントかっこいいキャラクターなのですよ!(^皿^)。
 
加えて特筆すべきなのは、日本語吹き替え版の面白さです。
主演のドン・ジョンソンをベテラン声優・野沢那智さんが、相棒のチーチ・マリンをこれまたベテラン声優の青野武さんがそれぞれ演じられており、その二人のかけあいが非常に楽しくて、これぞ日本語吹き替えの魅力!といった趣きとなっています。ドラマの中でドン・ジョンソンとチーチ・マリンが息ぴったりのコンビネーションを見せるように、野沢那智さんと青野武さんの吹き替えコンビもこれまた絶妙で、ドラマの面白さに華を添えています。おそらく近年稀に見る吹き替え芸術の最高峰かもしれません(って、褒めすぎ!?)。
 
DVDの発売は10月6日で、2枚組8話収録で¥7980はややお高い感も正直ありますが、これは野沢那智&青野武ファンであるオイラにとっては、なんとしても手に入れなければならないマストアイテムなのであります(^皿^)b。
最近、このドラマをめぐってドン・ジョンソンが制作会社に対して権利問題で訴訟を起こし、結果裁判で勝利したそうですが、そういったゴタゴタも終了し無事ソフトが発売になったことはファンとしては実に嬉しい限り。
なにはともあれ、10月が待ち遠しいです!(^口^)/
 
 
    「ナッシュだ」(携帯電話に出る時のお約束台詞〜野沢那智さんの声で)
     ナッシュ・ブリッジス.jpg 
....うーん、似てない(苦笑)。
これじゃあ“ナッシュ・ブリッジス”じゃなくて“ジョージ・ブッシュ元大統領”だよ(汗)。
所詮オイラのデッサン力なんて、この程度さ....ちぇっ!。
本物のナッシュ・ブリッジスは、この絵の数百倍かっこいいんですよっと!
....という訳で、DVD発売を記念してか、現在テレビ東京では「刑事ナッシュ・ブリッジス」の1シーズンを絶賛再放送中なのであります。
ご興味のある方は是非1度この機会にご覧下さいませ♪(^皿^)。
 
最後にもう一度、改めて声を大にして叫びたい....
「刑事ナッシュ・ブリッジス」大好きだーッ!(^皿^)/
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あなたは玄田哲章派?、大塚明夫派?〜「暴走特急」日本語吹き替え版 [吹き替えについて]

映画「暴走特急」(95)は、ご存知スティーブン・セガールのアクション映画。
セガールの「沈黙」シリーズは数限りなくあるけど(苦笑)、今作は出世作となった「沈黙の戦艦」(92)の正式な続編。今作でも元軍人で今は引退してコックをしているケイシー・ライバックが、長距離移動列車を乗っ取ったテロリストたちを相手に、孤軍奮闘する姿がエキサイティングに描かれている。見所はなんといってもクライマックスでのテロリスト相手とのステゴロ対決。悪党相手には情け容赦のない戦い(これがまたエゲつない!)を見せるセガール拳が、今作でも炸裂する!(一部フィルムの早回しだけど[たらーっ(汗)])。
 
テレビ朝日の「日曜洋画劇場」では【史上最強アクションスターGP】と題し、3週にわたってアクション映画が放送される。
その第一回に選ばれたのが、スティーブン・セガールの「暴走特急」だ。因みに第2回がアーノルド・シュワルツェネッガーの「レッド・ブル」で、第3回がブルース・ウィリスの「ダイ・ハード3」。テレビCMでは、野沢那智さん(ブルース・ウィリス)、玄田哲章さん(アーノルド・シュワルツェネッガー)、大塚明夫さん(スティーブン・セガール)、3人による楽しいかけあいが見られます(これはファンにはたまりませんッ!)。
 
さて、上記でも書いたようにテレビ版の吹き替えでスティーブン・セガールの声を演じるのは、「日曜洋画劇場」番組内でもナレーターを務める大塚明夫さんだ。ゲーム「メタルギア・ソリッド」シリーズの大ファンであるオイラは、当然大塚明夫さんの大ファンでもあり、そんな大塚さん演じるスティーヴン・セガールも決して嫌いじゃないんだけど、実はDVD版吹き替えの玄田哲章さんバージョンの方がお気に入りだったりするのであります。玄田哲章さんと言えば“シュワちゃん”のイメージが強い訳だけど、「暴走特急」に於けるスティーブン・セガールの吹き替え時は、シュワちゃんよりも幾分ソフトな声質で吹き替えられており、その微妙な違いを堪能出来ます。
何よりDVD版の吹き替えは悪役トラヴィス・デインを演じているエリック・ボゴシアンの吹き替えを山寺宏一さんが演じている点がポイント高し!。山寺宏一さんが悪役を演じる吹き替えは割と貴重なので、やはりこちらをお薦めしたいですね。
テレビ版では牛山茂さんが悪役デインを演じてらっしゃいますが、こちらも味があって凄く好きですけどね!。
 
 
 
     「俺か?....ただの“コック”さ」
     ケーシー・ライバック.jpg
     ベイジル・ポールドゥリスのサントラ、欲しかったなあ....

暴走特急 [DVD]

暴走特急 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

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「グラン・トリノ」を、日本語吹き替え版で鑑賞する [吹き替えについて]

「グラン・トリノ」の安価版DVDが発売されたので、ようやくこの名作をゲットすることが出来ました。改めて作品そのものを観直すことももちろんですが、やはり気になるのは日本語吹き替え版の出来なのであります(^皿^)。果たしてその出来や如何に....!?。
 
「グラン・トリノ」日本語吹き替え版キャスト
ウォルト・コワルスキー:クリント・イーウトウッド....滝田裕介
タオ・ロー:ビー・バン....細谷佳正
スー・ロー:アーニー・ハー....小笠原亜里沙
 
 
ソフトのパッケージに表記があったものだけを記載しています。他に山野井仁さんが参加されていました(「CSI」メンバーの声はすぐわかるのだ!)。
山田康夫さん亡き後、クリント・イーストウッドの声を数多く吹き替えされてきたのは、ベテラン声優の野沢那智さん。だから今回もてっきり野沢さんが吹き替えされるものとばかり思っていましたが、意外にも今回クリント・イーストウッドの声を担当されたのは、俳優の滝田裕介さんでした。
テレビドラマなどでもお馴染みの滝田裕介さんですが、吹き替えではあまりお目にかかることがありません。個人的には野沢那智さんの大ファンなので、野沢さんの吹き替えで見たかった思いも強くありますが、作品を見た率直な感想として、滝田裕介さんの声もかなりクリント・イーストウッドにハマっていました。頑固で偏屈なキャラクターであるコワルスキーという役柄に、滝田さんの低い声がぴったりとハマっていたような気がします。
 
でも、ひとつだけ「惜しいッ!」と思う部分がありました。
それはモン族のギャングたちがタオの自宅に現れて彼らに絡むシーン。いざこざの後ウォルトの敷地内へと足を踏み入れたギャングたちの前にライフルを構えたコワルスキーが現れます。その時の台詞....
 
字幕スーパー版の台詞:「お前ら何してる? 芝生に入るな うちの芝生から出てけ!」
 
吹き替え版の台詞:「お前ら、いい加減にしろ! 俺の芝生に入るな 俺の芝生から出て行けと言ってるんだ!」
 
 
意味合いとしてはほとんど同じなのですが、気になったのは吹き替え版での“俺の芝生”という部分。
確かに“俺の芝生”でも間違いではありませんが、ここは字幕版の“うち(家)の芝生”という表現の方がより正確なように感じました。
“俺の”と表現するとものすごく狭い個人的な所有物をイメージしてしまいます。しかしながらウォルトにとって、家とは“家族(ファミリー)”を象徴するものであり、家長として守るべき存在のものです。例え、愛する妻を失い、子供たちが家を去り、孤独となった今でも、その思いに変わりはないはず。だからこそ、“俺の芝生”ではなく、“うち(家)の芝生”の方がよりウォルトのキャラクターや感情を的確に表現していると感じました。ま、微妙なニュアンスの違いでもありますし、人によって感じ方も違うとは思いますが、オイラはそう感じました。
 
そして、この場に於けるウォルト・コワルスキーの鬼気迫る雰囲気が、吹き替え版では今イチだったような気がします。モン族のギャングたちは、何もウォルトのライフルにビビった訳ではありません。老い先短い老人とは思えないウォルトの狂気にビビって退散したのです。滝田裕介さんのお芝居は全体を通して実直そのものでしたが、この場面に関してはその狂気の部分がやや不足していたように思えました。極端な言い方をすれば、あの場面にはウォルトの背後に“ハリー・キャラハン”が見えなきゃダメなんです。それが感じられなかった点がとても残念でした。
 
 
以前にも記事に書きましたが、「グラン・トリノ」を見ていて、つくづくこの名作を「山田康夫さんの吹き替えで見たかったなあ!」と強く思います。生前、山田康夫さんは自身の声がクリント・イーストウッドには似合っていないと仰っていたそうです。実際、クリント・イーストウッドの地声と山田康夫さんの地声は、かなり違います。しかしながら、そこが吹き替え版の面白いところでもあります。もし山田康夫さんが今も存命で、クリント・イーストウッドと同じように歳を重ねられた時、果たしてウォルト・コワルスキーという役柄を役者としてどう演じられただろうか?....そんなことを想像すると興味が尽きません。
もちろん、今となってはそれも叶わない夢な訳ですが、オイラの脳内イメージにある山田康夫さんの声を映画を見ながらアテてみる....ついそんなことをしてしまうオイラなのであります(^U^)。
 
 
 
「世の中には、怒らせてはいけない人間というのがいるんだ。....それが、俺だ!
     コワルスキー.jpg
 
 
グラン・トリノ [DVD]

グラン・トリノ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

静かに流れるエンディングテーマが、心に染みます....(TuT)
 

クリント・イーストウッド:レトロスペクティヴ

クリント・イーストウッド:レトロスペクティヴ

  • 作者: リチャード シッケル
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2010/05/13
  • メディア: 単行本

つい最近発売されたクリント・イーストウッド関連本
欲しいッ!→高価ッ!→買えないッ!(T皿T)ギャフンッ!
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「アイ・アム・レジェンド」日本語吹き替え版に見られる面白い現象 [吹き替えについて]

先日、テレビ朝日の日曜洋画劇場(OPが変わった♪)で放送されたウィル・スミス主演の映画「アイ・アム・レジェンド」。未見だったので、この機会に観てみることにしました。ウィル・スミスの声を担当するのは、ご存知“山ちゃん”ことベテラン声優の山寺宏一さんです。

アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]

アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


山寺宏一さんがウィル・スミスの声を担当するのは珍しいですね。映画「バッド・ボーイズ(95)」でもウィル・スミスじゃなくマーティン・ローレンスの方を吹き替えされてましたし。今回の吹き替え版は日曜洋画劇場のオリジナルで、DVD版では江原正士さんがウィル・スミスの声を担当されているようです(そちらも見てみたい!)。
映画の内容はと言えば、とても医者には見えないウィル・スミスにギャフン!だったり、実の娘を出演させる親バカ公私混同ぶりにギャフン!だったり、ウィルスに感染した人類がCG製だったのにこれまたギャフン!だったりと、突っ込みどころもかなり満載でしたが、まあそれなりに楽しんで見ることが出来ました。でも今回の記事は映画の内容についてではないので、とりあえずそれは一旦脇に置いておきまして....。
 
 
今回の「アイ・アム・レジェンド」吹き替え版に於いて、日本語吹き替え版ならではのすごく面白い現象が見られたので、ここにご報告しておきます!(^皿^)>。
劇中でのこと、長い間孤独だった主人公が遂にとある女性と少年の親子連れと出会うことになります。自宅に戻り、いろいろと語り合う主人公と母親。一方無口な息子はリビングでDVDを観ています。その少年の後ろ姿に亡くした我が娘の姿を重ねあわせる主人公。その時少年が観ていたのがアニメ「シュレック」。主人公はかつて何度も娘と一緒に「シュレック」を観ていたのでしょう....アニメ内でのシュレックとロバのドンキーのやりとりを復唱して見せます。そしてポツリとこう言うのです 
 
「シュレックって面白いよな」
 
ここまで書くと、勘のいい方はすでにお気づきですよね?。
そう、映画「シュレック」でロバのドンキーの声を吹き替えしていたのが、何を隠そう山寺宏一さんなのであります!。自身が吹き替えした作品を横目で見ながら上記の台詞をアテていた山寺さんの姿を想像すると、ニヤリとせずにはいられません(^皿^)。もちろん「アイ・アム・レジェンド」内で流れるシュレックとドンキーのやりとりは、正規版の吹き替えとは違いますが、山寺宏一さん自身は他の声優さんが吹き替えされたドンキーの姿をどういう風に感じられたのか?、是非感想を伺ってみたいものです。また逆に本家・山寺宏一さんの前でドンキーの吹き替えをすることになった声優さんの心境も是非聞いてみたい。それって結構プレッシャーだと思うんですけどねえ。例えるなら、勝新さんの目の前で座頭市を演じてみせるぐらいのプレッシャーでしょうか?(^皿^;)。
日本語吹き替え版を見ていると、たまにこういう面白い現象に出くわすから止められません♪。
 
 
さて、吹き替えと言えば、現在公開中の映画「シャッター・アイランド」の〈超〉日本語吹き替え版というヤツがすごく気になっています。何が一体〈超〉なのか!?....吹き替え好きとしては気になります。テレビCMを見るとどうやらレオナルド・ディカプリオの声は堀内賢雄さんのようで、吹き替え好きとしてはそれだけでも充分見たくなりますが、果たしてどんな吹き替えなのでしょう?....興味津々♪。
でも、その割には吹き替え版の上映回数は少ない(オイラ調べ〜新宿ピカデリーの場合)んですよね。うーん....本末転倒(汗)。
 
 
「シュレック」は3をまだ未見だというのに、なんだかすでに4が出来上がってるみたいですね。
     シュレック風.jpg
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CGアニメ「ヒックとドラゴン」日本公開に際して、個人的に感じる一抹の不安 [吹き替えについて]

 
      『誰にだって、人生を変える出会いがある』
        いいキャッチコピーですね♪(^U^)b
 
 
8月公開予定のCGアニメ「ヒックとドラゴン」のTVスポットが早くも流れ始めましたね。原作はクレシッダ・コーウェルによる児童向け小説で、オイラも本屋さんで日本版をちらっと拝見しましたが、ユニークなイラストが満載で楽しい読み物となっているようです。
 
〜かつて人間とドラゴンが対立していた時代〜
気弱なバイキングの少年ヒックは、ある日傷ついたドラゴン・トゥースと出会う。敵対同士であるはずの二人が、周囲には秘密の友情を築き上げていき、やがては邪悪なドラゴンと力を合わせて戦うことになる!....といった内容らしいです(違ってたらゴメンね[あせあせ(飛び散る汗)])。
監督は「リロ&スティッチ」のクリス・サンダース&ディーン・デュボア。その影響なのか、ドラゴン・トゥースのビジュアルがどことなくスティッチ風なのはご愛嬌です。
そのトゥースのビジュアルですが、猫を思わせる雰囲気を醸し出しているのは明らかに確信犯だと思われます。目が大きいと、人は潜在的に可愛いと思ってしまう傾向があり、それを上手く取り入れた戦略的デザインの印象です。また「日本のアニメが好き!」と公言している監督さんの嗜好も、若干反映されているのかもしれません。個人的にはもう少しは虫類寄りのデザインが好みだったりする訳ですが、オイラは猫好きでもあるのでこのデザインはなかなか気に入っています。
何よりドラゴン好きのオイラとしては、劇中で色んなタイプのドラゴンが見られるのが嬉しいところ。全米では「アリス・イン・ワンダーランド」を抑え、堂々の初登場1位を獲得したそうです。
日本での公開が非常に待ち遠しい、楽しみな作品です!(^皿^)/。
 
 
     主人公と心を通わすことになる子供ドラゴンのトゥースレス(歯無し)
     ドラゴン、トゥース.jpg
 
 
....で、タイトルにも謳った一抹の不安というのが、ドラゴンの名前である“トゥース”という部分。
正式な名前はトゥースレス(歯無し)なんですが、日本向けに呼びやすいようにトゥースと短くしたのでしょうか?。もっとも短くしたことで、名前の持つ意味自体が変わってしまってますが(汗)。
まあ、それはともかく“トゥース”と聞いてオイラの脳裏に真っ先に浮かんだのは、芸人コンビ・オードリーの春日さんのことでした。昨今の現状を考えると、このトゥースつながりを利用して、映画宣伝にオードリーの二人が起用される可能性が非常に高いと感じたのですが、どうでしょうか?。もちろん、それ自体は全然構わないのですが、その流れで「ついでに日本語吹き替えにも参加して下さい」とかいう話になると、吹き替えファンとしてはやや一抹の不安を覚えずにはいられない訳です。
 
ただ過去の例を見ると、日本語吹き替えに芸人さんを起用して成功した例も結構あります。「Mr.インクレディブル」の宮迫博之さんや、「カーズ」の山口智充さんなど、なかなか芸達者な部分を見せてくれています。最近でも「コララインとボタンの魔女」での劇団ひとりさんの吹き替えは、なかなかの出来でした。それ故に、仮にオードリーのお二人が吹き替えに起用されたとしても、それが決して悪い結果を生むとは限りません。
吹き替えファンとしては、少々お芝居がマズかったとしても、結果的に楽しい日本語吹き替えにさえなってくれれば、それはそれでOKだと思っています。オードリー若林さんは声に特徴があるので、意外といい味を出してくれるかもしれません。
 
....って、オードリーのお二人がすでに吹き替え起用決定の前提で話してますが、もちろん現時点では何も決まってはいません。あくまでもオイラの予想的観測です(^皿^;)。
さて、どうなりますことやら....今後の動向に注目してみたいと思います♪。

ヒックとドラゴン〈1〉伝説の怪物

ヒックとドラゴン〈1〉伝説の怪物

  • 作者: クレシッダ コーウェル
  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 単行本

原作本。他にも続巻有り。 

ドラゴンハート [DVD]

ドラゴンハート [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

今となってはCGレベルも低く、荒さも目立つけど、デザイン的には超かっこいいドラゴンが拝める秀作!。ドラコの声を担当したショーン・コネリーが渋いッ!。

エラゴン 遺志を継ぐ者 [DVD]

エラゴン 遺志を継ぐ者 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

作品そのものもダメなら、ドラゴンのデザインも今イチな今作。
ジョン・マルコヴィッチ、ジェレミー・アイアンズ、ロバート・カーライルなど、実力派俳優を無駄使いしてしまったファンタジー映画史に残る罪深い一作。

サラマンダー [DVD]

サラマンダー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

若き日のマシュー・マコノヒーとクリスチャン・ベールが出ている近未来ドラゴン戦記物。
映画的には今イチだけど、ドラゴン自体は割とかっこいい。
 
 

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4週連続で、ジョニー・デップと会える! [吹き替えについて]

テレビ朝日の「日曜洋画劇場」が、番組44周年記念と称して「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを4週にわたって放送します。3作目の「ワールド・エンド」のみ前・後編の2週に分けて放送とのことで、どうやら3作目のみノーカット放送になりそうです。
これから4週連続でジョニー・デップ様に会えるという訳ですね。
 
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、元々ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」が元ネタな訳ですが、1作目はジョニー・デップ演じる海賊ジャック・スパロウのユニークなキャラクターも手伝って、映画としては思いのほかヒット作となりました。作品自体の出来は割と普通だったんですけどね。あと意外と認識されていない事ですが、音楽を担当したクラウス・バデルトの功績は大きい。作品を彩る印象的な旋律は、つい最近もバンクーバー冬期オリンピックでのフィギュアスケートでも何人かの選手が使用していましたね。それだけ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のメロディは、ポピュラーかつ人気のある映画音楽となった訳です。クラスス、グッジョブ!(^皿^)b。
そんな訳で、1作目はオイラもそれなりに楽しんで見ましたヨ。
でも、残念ながら2・3作目は期待したほどじゃなかった。無意味に長くて、見ていてもの凄くかったるかった印象しか残っていません。つまるところ、駄作だった訳ですね。「ホーム・アローン」や「スター・ウォーズ」新シリーズと同じ空気を感じました。
 
1作目がヒットしたので続編を!というのは映画業界の常ではありますが、続編が1作目よりも面白い作品になることは極めて稀です。せめて1作目を超えないにしても、同等レベルのクオリティを持った作品にはして欲しい、そう強く思います。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズも、もう少し練り上げた脚本で続編を作って欲しかった。せっかくジャック・スパロウという、あれだけの魅力的な新キャラクターを生み出したんだから、それをもう少し活かした作品にして欲しかったですよ、ホント。その点だけが返す返すも残念です。
 
さて、愚痴はこのぐらいにして、ジョニー・デップ祭りですよ!。
4週にわたってジョニー・デップ演じるジャック・スパロウに会えるという事は、それはすなわち4週連続で平田広明さんに会えるということ!。「シークレット・ウィンドウ」などでもジョニー・デップの声を演じていた平田広明さんだけど、オイラの中ではもうジョニー・デップの声は平田広明さん意外は考えられないのであります。新作「アリス・イン・ワンダーランド」でもジョニー・デップの声を担当していたら、嬉しいな♪(^皿^)。
 
 
 
    ジョニー・デップの声は、平田広明さんで決まり!....おわかり?
    スパロウ.jpg
 
【3月22日追記】
1週目をちらっと見ましたが、なんだかノーカット放送っぽかったですね♪。
来週の「デッドマンズ・チェスト」もひょっとしてノーカット放送なのか!?....長いぞッ!(^皿^)。
【3月28日追記】
やっぱり長いよ、「デッドマンズ・チェスト」。とにかく余計なシーンが多すぎる。DVD特典のディレクターズカット版としてならまだ見られるが、劇場で流すことを考えると、あの尺はやっぱり冗長。少なくともあと15分はカット出来る。ゴア・ヴァービンスキーは恐れずハサミを入れる事を真剣に考えた方がいい、マジで。
タコ船長(大塚芳忠さん!)&その部下たちの怪奇デザインは、グッジョブ!。
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「コララインとボタンの魔女」の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

映画「コララインとボタンの魔女」は3D映画ということもあってか、字幕版上映はほんの一部で、圧倒的に吹き替え版の上映が多いようです。
でも心配はご無用....吹き替え版はかなりいい出来となっていますヨ♪。
 
 「コララインとボタンの魔女」日本語吹き替え版キャスト
       字幕翻訳:稲田嵯裕里  吹き替え翻訳:小寺陽子
 
 コラライン(ダコタ・ファニング)           ....榮倉奈々
 黒ネコ(キース・ディヴィッド)            ....劇団ひとり
 ママ/ボタンの魔女(テリー・ハッチャー)       ....戸田恵子
 パパ(ジョン・ホッジマン)              ....山路和弘
 ワイビー(ロバート・ベイリーJr. )           ....浪川大輔 
 ボビンスキー(イアン・マクシェーン)         ....斉藤志郎
 ミス・スピンク(ジェニファー・ソーンダース)     ....小宮和枝
 ミス・フォーシブル(ドーン・フレンチ)        ....宮寺智子
 ワイビーのおばあちゃん(キャロライン・クロウフォード)....定岡小百合
 背の高い女子の幽霊                  ....三村ゆうな
 小さい女子の幽霊                   ....宮本侑芽
 男の子の幽霊                     ....田川颯眞
 
 
今回のパンフレットには、珍しく吹き替え版キャストが全員明記されておりました。
恐らく吹き替え版のみの上映だった(後に一部劇場での字幕版上映が決定)ことが、その要因だと考えられますが、その一方でダコタ・ファニングをはじめとするオリジナル版ボイスキャストに触れた記事がひとつもなかったのは、ちょっと残念でした。そういうのを読めるのもパンフレットの楽しみのひとつだし、オリジナル版キャストのファンの方だっているはずなのだから、そういう記事も大切にしてもらいたいもんであります。
と言う訳で、以下は今回の日本語吹き替え版に対する率直な感想です♪。
 
『あんたは、あたしのママじゃないッ!』 
さて、まずは主人公のコララインを演じた若手女優の榮倉奈々さん。
現在放映中のドラマ「泣かないと決めた日」での熱演が光る(と言ってもドラマを見たことはありませんが....)榮倉奈々さんですが、今回吹き替えの仕事は初めてとのことです。そのことに一抹の不安を覚えていたオイラではありましたが、肩肘の張らない等身大の演技に、すごく好感が持てました。パンフレットの中で榮倉奈々さんは「共演した戸田恵子さんからアドバイスを頂いた」と語られていましたが、その効果は存分にあったようです(^皿^)。
 
『この世界が、気に入ったようだな』
コララインをカゲから手助けする謎の黒ネコを演じるのは、
マルチな活躍が目覚ましいタレントで芸人の劇団ひとりさん。
当初、黒ネコに劇団ひとりさんが起用されたと聞いて、原作を知らないオイラは黒ネコ=お喋りなキャラクターだという先入観があったのですが、実はまったくの正反対で、劇中の黒ネコはすごくクールなキャラクターでした。そして、意外にもこのクールなキャラクターに劇団ひとりさんの声がぴったりとハマっていました。低い声で淡々と喋る黒ネコが、実に魅力的でかっこ良かった!。芸人さんの持つスキルの高さを改めて痛感したところです。劇団ひとりさん、恐るべし!。
 
『あなたも、この世界の住人になればいいのよ』
榮倉奈々さんや劇団ひとりさんという声優界では新人のお二人をカゲでサポートするのは、ご存知、この業界では大ベテランのお二人である戸田恵子さんと山路和弘さん。戸田さんと山路さんは言うなれば、「シュレック」に於ける山寺宏一さんみたいな存在で、こういう大ベテランが脇を固めると、作品自体がビシッと締まるのであります。
 
戸田恵子さんは、現実のママ、もうひとつの世界のママ、そしてボタンの魔女と、本作では3役をこなされている訳ですが、これが微妙に違っていて実に聴き応えがありました。中でも、ボタンの魔女の恐さはハンパじゃなかったです!(^皿^)。
 
一方、「スパイダーマン」のウィレム・デフォーや「X-MEN」シリーズのヒュー・ジャックマンの吹き替えで知られる山路和弘さんが、コララインのパパを演じます。
山路和弘さんは上記したように吹き替え界ではもはやなくてはならない存在のお一人ですが、その一方で舞台でも精力的に活躍されているベテラン役者さんです。今作「コラライン」ではそんな山路和宏さんのミュージカル・アクターな一面を垣間見る事が出来ます。もうひとつの世界のパパがピアノを弾きながら歌う場面は、必見です。山路さんの素敵な歌声を聴くことが出来ますヨ。これは山路和弘ファンにとってはたまらないシーンですね♪。
余談ですが、数日前に地上波で放送されていた映画「突入せよ!浅間山荘」に山路和弘さんも出演されていますが、作品を見るたび、オイラは役所広司さんより山路和弘さんばかりを注目しちゃうのでありました(^皿^)。
 
『俺、ばあちゃんに怒られちゃうよ...』 
映画版オリジナルのキャラクターである少年ワイビーを演じるのは、浪川大輔さん。
アニメ作品もたくさん演じられていますが、吹き替えファンにとってはやはりなんといっても「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド(イライジャ・ウッド)の声ですね!。浪川大輔さんによるフロドの声は絶品なので、是非多くの方に見て頂きたい吹き替えです。他にもメジャーなところだと、レオナルド・ディカプリオなどの声を吹き替えされています。そんな浪川大輔さん演じるこのワイビーというキャラクター、こんな少年いるいる!的な実に魅力的な存在であり、そんなワイビーを浪川大輔さんがとても好演されています。 
 
その他にエキセントリックなキャラクターである脇役〜ボビンスキーを演じる斉藤志郎さんや元・女優の二人組ミス・スピンク&フォーシブルを演じる小宮和枝さんと宮寺智子さんのやりとりなども、実に楽しく仕上がっており、ダークファンタジーの中での一服の清涼剤となっていました♪。
 
 
映画「コララインとボタンの魔女」の日本語吹き替え版は、なかなかの良作です。
榮倉奈々さんがコララインというキャラクターを、劇団ひとりさんが黒ネコというキャラクターを、それぞれ誠実に演じられている点に好感が持てました。とかく日本語吹き替え版へのタレント起用は批判の的にされがちですが、原作へのリスペクトが感じられ、且つお芝居のクオリティが一定条件をクリアしているのであれば、オイラはそういうケースも大いに歓迎したいと思っています。
 
もちろん、DVDが発売されたらオリジナルボイスキャストである、ダコタんの声も是非聴いてみたいと思っています。英語オリジナル版と吹き替え版を比較して見てみると、また違った面白さを感じる事が出来るかもしれません。
まずは、日本語吹き替え版で本作をお楽しみ下さい♪(^皿^)。
 
 
 
  扉の向こうにあるものは . . . !?
 扉の向こう側.jpg
 
 
次回の記事では、初体験となった3D映像について感じたことを語りたいと思います。

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「かいじゅうたちのいるところ」の日本語吹き替え版について(改訂版) [吹き替えについて]

ちょっぴり辛口な大人向けファンタジーの「かいじゅうたちのいるところ」。
今回も例によって、日本語吹き替え版の鑑賞となりました(^皿^)。
しかしながら、今回の「かいじゅうたちのいるところ」日本語吹き替え版鑑賞には、いつもとはちょっと違う感慨深いものを感じながらの映画鑑賞となりました 。その事に関しては改めて後述するとして、まずは全体的な感想から。
 
「かいじゅうたちのいるところ」日本語吹き替え版キャスト
マックス(マックス・レコーズ)      加藤清史郎
キャロル(ジェイムズ・ガンドルフィーニ) 高橋克実
KW(ローレン・アンブローズ)       永作博美
アイラ(フォレスト・ウィテカー)     郷里大輔
ザ・ブル(マイケル・ベリー・Jr. )     八奈見乗児
ダグラス(クリス・クーパー)       多田野曜平
アレクサンダー(ポール・ダノ)      庄司将之
ジュディス(キャサリン・オハラ)     宮寺智子
マックスの母親(キャサリン・キーナー)  高野麗
 
(※2/4、不明だった方をウィキペディア調べにて追記致しました)
 
 
. . . すみません、何人か不明の方々がいまして、申し訳ないです(汗)。エンディング・ロール時に表記があったので、メモしようと思っていたのですが書き留められず. . . 無念。(もし、ご存知の方がいらっしゃったら、是非教えて下さいッ!)
もう何度もこのブログで言ってきてる事ですが、出来ることなら日本語吹き替え版キャストもパンフレットに記載して欲しいですッ!。
 
『かいじゅう踊りを、始めよう!』  
少年時特有の繊細さを見事に表現していたマックス少年役のマックス・レコーズ君。そんなマックス少年の日本語吹き替え担当は、“子供店長”でお馴染みの売れっ子子役・加藤清史郎くん。マスコミ向けの公開収録時での声を聴いた時の第一印象は「ちょっと幼いかな?」とも思いましたが、映画本編を見始めたらそんな違和感はすぐに無くなりました。むしろ、変に業界慣れしていない自然体な演技に好感が持てました。
とかく日本では子供の声の吹き替えに成人女性の声優さんが声をアテることも珍しくありません。もちろんそれはそれで好きだったりするのですが、良くも悪くも芝居的な部分が目につくのもまた事実。例えお芝居が未熟でも、子供が持つ特有の自然さみたいなものが時に作品にとって重要なスパイスになることもあります。最近では「カールじいさんの空飛ぶ家」でラッセルの声を担当していた子役の立川大樹くんも、やっぱりいい味を出していました。日本語吹き替えに於いて芝居力が求められるのは当然ですが、その一方で存在感みたいなものが意外に重要だったりすることもある訳で、今回改めて吹き替えの奥深さというものを感じたオイラなのでありました。とりあえず、「わしは、こんな吹き替え版見とうはなかった!」...なんて状況にならなくて、本当に良かった良かった(^皿^)♪。
 
『この王国は、全部君のものだ!』 
そんなマックスと一番仲良くなるのが虎縞模様のかいじゅう・キャロル。知る人ぞ知る通好みおじさん俳優ジェイムズ・ガンドルフィーニが声を担当したこのかいじゅうの吹き替えを担当したのは、ご存知高橋克実さん。オイラも大好きな役者さんです。個人的にキャロルのニヤけた顔と高橋克実さんの笑顔がすごくリンクしてて、ナイスキャスティングだな!と思っていた訳ですが、想像通りキャラクターにぴったりでした。KWに対する複雑な想いや、コミュニティ内に於ける人間(かいじゅう)関係など、複雑な心情を見事に演じられていました。
 
『行かないで。 . . . 食べたいほど好き』 
キャロルが複雑な想いを寄せるKWを演じるは、今や存在感抜群の女優・永作博美さん。KWに対する気持ちを素直に表すことが出来ないキャロル。そんなキャロルの想いを受け止めることが出来ず悩むKW。その渦中にあっても、マックスに向けられる眼差しは優しく温かい。そんなKWを映像の時とはまた違った味のあるお芝居で演じられていたのが印象的でした。永作博美さんの役者としての別の一面が垣間見られて収穫大でした。
 
『俺たちのこと、忘れないで . . . 』
寡黙で、常に皆とは少し離れた場所にいるザ・ブル。そんなザ・ブルが最後の最後でようやく口を開く . . . そんな印象的な彼を演じるのはご存知ベテラン声優・八奈見乗児さん。この意外かつ絶妙なキャスティングに、オイラは見事にやられてしまいました。
 
『あの子は“王様”なんかじゃないんだよ』
キャロルの親友にして、頼れる男...それが鳥の顔をしたかいじゅう・ダグラス。そんな男気溢れるダグラスの声を担当するのは、ここ数年すっかり名優じみてきた豹顔俳優クリス・クーパー。しかし、オイラにとってはいつまでも「マネートレイン」での“変態放火魔”役のイメージなのであります(^皿^)。そんなダグラスの吹き替えを担当されるのが、多田野曜平さん。凛としたお芝居が印象的ですごく良かったです!。
 
『 . . . やっぱりね 』(“悪者”チームに選別された時のひと言)
常に皮肉や憎まれ口をたたいているかいじゅう・ジュディ。そんな彼女が、心優しきかいじゅう・アイラと夫婦なのが面白い。アイラとジュディを見ていたら、浪速の夫婦漫才師・大助花子を見ているようでした(^皿^)。ジュディの吹き替えを担当されていたのが、宮寺智子さん。おばさんキャラとも言えるジュディを、憎らしくも愛嬌たっぷりに演じられていました。 
 
『君は王様じゃないんだろ?、知っていたさ』
映画を見るまではさほど注目していなかったけど、見終わったあとで一番印象に残ったのは、意外にもこの山羊の顔をしたかいじゅう・アレクサンダーでした。常にオドオドしていて、それでいて皆に注目されたがっているアレクサンダー。顔が一番人間っぽかったからなのか?、はたまたその性格に自分と重なる部分を感じたからなのか?、 . . . とにかくアレクサンダーが愛おしくて愛おしくて(^皿^)。そんなアレクサンダーの声を担当されていたのが、庄司将之さん。ボソボソと喋るいじめられっ子キャラのアレクサンダーを、見事に演じられていました。
 
『王様、自己紹介を。俺はアイラ』 
さて、かいじゅうたちの中でも一番紳士的で、心優しいかいじゅう・アイラを演じたのが、こちらも今や名優の雰囲気漂うフォレスト・ウィテカー。その吹き替えを担当されたのが郷里大輔さんでした。
映画を観に行った日の前日に飛び込んできた、郷里大輔さん急逝の報。そんな状況の中で映画のスクリーンから突如聴こえてきた郷里大輔さんの声に、オイラは涙せずにはいられませんでした。劇場で作品とは別の部分で悲しみに暮れていたオイラですが、同時に映画を観ながらこうも思ったのです . . .
確かに郷里大輔さんが若くしてこの世を去られた事は悲しい。だけど、こうして映画なりアニメなり作品を観ることで、いつでも郷里大輔さんとは再会出来るじゃないか! . . . と。
心が少しだけ成長して大人になったマックス少年、二度と“かいじゅうたちのいるところ”には行くことが出来ないでしょう。でも、オイラはこの作品を観ることで、何度でも郷里大輔さんと出会う事が出来る . . . そう思えた時、少しだけ悲しみが癒えたような気がしました。
 
よくよく考えれば、これまでもそうだったような気がします。山田康夫さんに会いたくなったら「ダーティ・ハリー」を観るし、富山敬さんに会いたくなったら「ビバリーヒルズ・コップ」を観る . . . 。この先、郷里大輔さんに会いたくなったら、オイラはきっと「かいじゅうたちにいるところ」を観ることでしょう。 
     
 
     アイラ.jpg
   郷里大輔さんの声は、作品の中で永遠に行き続けます!
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大好きだった、郷里大輔さんを偲ぶ [吹き替えについて]

『信じられない . . . 信じたくないッ!』 
先日の田の中勇さんに続いて、今度は郷里大輔さん急逝の報に、オイラこと堀越ヨッシーは今ものすごく打ちひしがれながらこの記事を書いています。享年57歳 . . . あまりにも早すぎる死。しかも報道によると自殺の可能性が高いとのこと。その辛い現実が悲しみに更なる輪をかけます。新年早々、大好きだった声優さんの相次ぐ訃報に、正直ショックで言葉もありません。
 
『郷里大輔さん、本当に大好きでした』
アニメが好きだった学生時代、思えばいつもそこには郷里大輔さんの声があったように思います。「キン肉マン」「Dr.スランプ」「北斗の拳」「ドラゴンボール」. . . etc、大好きなアニメ作品には必ずと言っていいほど、郷里大輔さんの姿がありました。
また、アニメ作品に留まらず洋画の吹き替えに於いても郷里大輔さんの声はすごく重宝されていたようです。あの独特の低音ボイスが悪役だったり屈強な男の声にぴったりだったからです。その一方で、オカマっぽいキャラだったりソフトな語り口でのキャラを演じたりと、ひとつの枠に捕われないお芝居の幅に唸ることもしばしばで、近年では報道番組などでのナレーターとしての活動も目覚ましく、そういった様々な分野での活躍をいちファンとして陰ながらが応援していました。
 
今日(こんにち)まで、数多くのアニメ作品や洋画の吹き替え、あるいはテレビのナレーターとして、常に第一線で活躍されていた郷里大輔さん。唯一無二であるその独特な低音声が魅力的だった郷里大輔さん。オイラにとって郷里大輔さんは、その声をアニメや洋画の吹き替えで耳にするたび「郷里さん、キター!」と嬉しさでいっぱいになるような、そんな声優さんのお一人でした。
例え、郷里大輔さんの名前を知らなくても、あの独特で魅力的な低音ボイスを耳にしたことがない人は、きっとこの日本にはいないんじゃないでしょうか?。それくらいメジャーな存在であり、貴重な方だったと思います。
 
『他に選択の道はなかったのか?』 
そんな郷里大輔さんに、いったいどんな心の悩みがあったというのでしょうか?。
残念ながら、私にはそれを知る由もなく、今はただ持っていきようのない悲しみだけが増すばかりです。きっとオイラなどには計り知れない苦しみや悩みがあったのかもしれません。
. . . それでも、無礼を承知で敢えて言わせて頂きたい . . .

『自殺は駄目だよッ!絶対に駄目ッ!!』
 
ロビンマスクなら、例え傷つき倒れそうになっても、最後まで諦めず立ち上がって戦ったはずじゃないのか!
塾長・江田島平八なら、くじけそうになった心に喝を入れ、激励してくれたはず!
 
 
“自殺”という解決方法を、私は決して肯定したくはありません . . .
例えどんな理由があろうともです。 
だから今は、悲しみよりも悔しい気持ちの方が強い。
悔しくて、本当に悔しくて、涙が溢れ出てきます。
自殺という道を選択した郷里大輔さんを私は許せないけど、それでも . . . それでもやっぱり郷里大輔さんのことを嫌いにはなれません。だってオイラは、堀越ヨッシーは、郷里大輔さんの事が本当に大好き!だったから。
だからこそ今、心の底から声を大にして叫びたい!
「今まで我々ファンを楽しませてくれて本当にありがとう!」と。
そして、苦しみから解放されて天国でゆっくりと休んで欲しいと、切に願ってやみません。
 
いちファンとして、郷里大輔さんのご冥福を心からお祈りし、哀悼の意とさせて頂きます。 
『郷里大輔さん、今まで本当にありがとう!』
 
 
    コブラ.jpg 
郷里大輔さんが声で参加をしているディズニーアニメ「リロ&スティッチ」。
演じるは、両親不在で寂しい思いをしながら健気に暮らす主人公リロを、陰からそっと優しく見守る福祉局委員の男、コブラ・バブルス(実は昔M・I・Bだった男)。黒人俳優ヴィング・レイムズが演じたこの巨漢で心優しき男を、郷里大輔さんが持ち前の低音ボイスで魅力的に演じられていました。普段いかつい男性を演じることの多い郷里大輔さんの、ソフトな一面が見られる貴重なキャラクターのひとり。哀悼の意を込めて、天国の郷里大輔さんにこの絵を捧げます . . .
 
※今回は訃報に関する記事につき、ナイス&コメント受付は控えさせて頂きます。
ご了承下さい 
 
追記:現在公開中の映画「かいじゅうたちのいるところ」の日本語吹き替え版に郷里大輔さんが参加されていました。郷里さんの死を知った翌日にこの映画を見たオイラは、涙なしでこの映画を見ることが出来ませんでした . . . 。
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「カールじいさんの空飛ぶ家」の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

映画本編に関する感想は前記事にて大いに語らせて頂きました。
今回は例によって日本語吹き替え版に関するオイラの個人的な感想を!(^◯^)。
 
まずは何と言っても昨今流行りの“タレント起用”、これがなくてホントに良かった!。
鑑賞前にプログラムをチェックしたら吹き替えキャストに蒼々たるメンバーが名を連ねていたので、まずはホッとひと安心♪。これは大いに期待が出来ますぞ!。
 
「カールじいさんの空飛ぶ家」【日本語吹き替え版キャスト】
カール・ヘンドリクセン...飯塚昭三
ラッセル少年     ...立川大樹
犬のダグ       ...松本保典
アルファ       ...大塚芳忠
ベータ        ...檀臣幸
ガンマ        ...高木渉
現場監督のトム    ...楠見尚己
エリー(少女時代)  ...松本環季
カール(少年時代)  ...吉永拓斗
チャールズ・マンツ  ...大木民夫
 
 
【飯塚昭三さん】
カールじいさんの声を果たして一体誰がやるんだろう?って、ずっと思っていました。いわゆる“おじいさん声”を得意とされる役者さんを何人か自分の中でピックアップして、「あの人かな?、この人かな?、個人的にはあの人を起用して欲しいな♪」なんて想像していましたが、まさか飯塚昭三さんが抜擢されるとは夢にも思ってもいませんでした。おそらく飯塚さんご自身が一番意外に思われたのかもしれません。
飯塚昭三さんと聞いて「ドラゴンボール」ファンならナッパの声を、「特攻野郎☆Aチーム」ファンならコングの声をまず思い浮かべる事でしょう。そうそう「スティッチ」ではジャンバの声を担当されていました。そう、飯塚昭三さんと言えば、言わずとしれた“男臭いゴツいガテン系野郎”がハマり役の役者さんなのであります。そんな飯塚さんが“おじいさんの声”を!?. . . 本編を見る前には若干の不安がありましたが、もちろんそんな不安はすぐに吹き飛びました。飯塚さんは大ベテランの役者さんなのでお芝居に関してはまったく問題なく、頑固者であるカールじいさんを魅力的に演じられておりました。
ただ、個人的にはもう少しソフトな語り口でも良かったかな?と感じました。その独特な低音ボイスからどうしても“イカつい男性”をイメージしてしまうためです。確かにカールじいさんは頑固者として描かれていますが、オープニングの回想録を見ればわかるように、カールは決してマッチョだとか筋肉モリモリなキャラクターではありません。だから、声にワイルドさを現す必要はまったくない訳で、そういった意味ではもう少しソフトさを強調した方が、よりカールっぽかったかもしれません。
とは言え、飯塚昭三さんも今や76歳(ウィキペディア調べ)なんですね。そういった意味では、飯塚さんがおじいさんの声を担当しても何ら問題はない訳です。むしろ70歳代であの声を維持されてるとは、プロの役者としてやはり尊敬の念を抱かずにはいられません!。
 
【松本保典さん】
お人好し(犬だけど)の犬・ダグの声を演じるは、松本保典さん。アニメにお詳しい方には今更説明する必要もない中堅実力派の役者さんですね。今や「サザエさん」に於ける三代目ノリスケさんの声もすっかり定着してきた松本保典さん。少し前に見た映画「Gガール」(ユマ・サーマン主演のコメディ)でルーク・ウィルソンの声を吹き替えされていた時の声が印象深い。今回のダグもそうだけど、こういった人のいい性格のキャラクターが実にピッタリとハマるのが松本さんです。ダグの無邪気な顔と松本保典さんの声との相乗効果で、脇役ながらダグはとっても魅力的なキャラクターに仕上がっています。
でも意外な事に松本さんはその昔、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」でブラピの声を担当してたりするのであります。そういう2枚目系もまた聴きごたえのある役者さんですね。
 
【大塚芳忠さん】
芳忠さん、キターーーーッ!(° 口 °)/
大塚芳忠さん大好き!な堀越ヨッシーなのであります(^皿^)。今回は冒険家チャールズ・マンツに仕える犬軍団のボス・ドーベルマンのアルファを演じられています。芳忠さんの声を聴くだけでワクワクしてしまうオイラ. . . ドキドきしながらその登場を待ちます。そして登場したアルファ!いよいよそのお声を耳にする時が. . . !
「オマエタチノ努力ニ、ゴ主人様ハ、必ズ報イテクダサルダロウ」
. . . ん!?、何だこりゃ。
実は、アルファを始めとする犬軍団は人間の言葉を喋れるように翻訳機能が付いた首輪を付けているのですが、アルファはこれが故障しているという設定のため、一匹だけ声がおかしいキャラなのです。どんな声なのか?って言うと、ちょうどヘリウムガスを吸ったあとに喋ると出てくるような甲高い音声で喋ります。外見は強面のドーベルマンなのに、喋る声はヘリウムガス声というミスマッチが笑いを誘います。でも、芳忠ファンとしては本来のお声をお聴きしたい!。
怪鳥の捜索からチャールズ・マンツの元に帰ってきたアルファは故障していた翻訳機を直してもらいます。「おっ!?、いよいよ芳忠さんの声が聴けるゾ!」と期待するオイラ. . . だったのですが、正常に戻った翻訳機から発せられたアルファの声はと言うと、今度はものすごく低い声でまたしても芳忠さん本来の声は聴かれず. . . (涙)。そう、結局この映画の中で大塚芳忠さん本来の声は聴くことが出来ませんでした。
これって前作「ウォーリー」の時の江原正士さんと同じパターンじゃんッ!
劇場でひとりギャフンするオイラなのでありました. . . (^皿^;)[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、オイラの脳内翻訳機の中ではしっかり大塚芳忠ボイスに変換して、映画を楽しみましたとさ、チャンチャンッ♪。
 
【檀臣幸さん】
ブルース・ウェイン、キターーーーッ!(° 口 °)/
今やすっかり、クリスチャン・ベールの声が定着してきた檀臣幸さんですが、先日地上波で放送されていた「カーズ」を見ていて、マックイーンのエージェントであるハーブの声も檀臣幸さんだったんだ!と今更気がついたオイラ。「バットマン・ビギンズ」等クリスチャン・ベールのような渋い声を演じる時の檀さんも好きなんですが、「カーズ」でのハーブや「16ブロック」のモス・デフのようなお喋りキャラを演じられる時の檀さんもまた素敵なのでありますね。とても同じ人間が演じているとは思えないその役者としての振り幅には、尊敬せずにはいられません。
余談ですが、檀さんがクリスチャン・ベールの声を演じた「ダークナイト」の中で、バットマンを押襲う犬が出てきますが、どうもそれがこの犬種っぽい。そんな事を考えながら見ると、また違った面白さがありますネ(^皿^)。
 
【高木渉さん】
四代目・ネズミ男、キターーーッ!(° 口 °)/
NHKの人形劇「新・三銃士」での活躍も嬉しい高木渉さん。個人的には「コラテラル」でジェイミー・フォックスの声を演じられた時の吹き替えがすごく好きなんであります。この一本を見ただけで高木渉さんが優れた役者さんだということがすぐわかります。メジャーなところだとジャック・ブラックの声をよく吹き替えされたりしてますね(だから「カンフー・パンダ」の声は某ジャニーズなどではなく、本来高木渉さんがやるべきだったのだ!)。
今作では冒険家チャールズ・マンツに仕える犬軍団の中のトップ3のうちの一匹、ブルドッグのガンマを演じます。ちょっとおマヌケな感じがいい味出してます♪。
 
【大木民夫さん】
大ベテランの大木民夫さんが、かつて冒険王として名を馳せたチャールズ・マンツの声を気品たっぷりに演じていらっしゃいます。「X-MEN」シリーズでプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュアート)の声を吹き替えされていた大木民夫さん。そう、大木さんと言えばどことなく品を感じさせるおじさまの声が実にハマり役なのでありますね。
かつて冒険王として名を馳せたにも関わらず、今ではすっかり落ちぶれてしまったチャールズ・マンツを、哀愁たっぷりに演じられています。それだけに物語の中でものすごく安っぽい悪役キャラクターとして描かれていたのには閉口してしまいました。ピート・ドクターって本当に詰めが甘いッ!。だから「モンスターズ・インク」も好きになれないんだな[たらーっ(汗)]
 
 
. . . という訳で、「カールじいさんの空飛ぶ家」は豪華声優陣によるすごくいい吹き替えとなっています。3D上映の影響もあって、普段は字幕派という方も今回は日本語吹き替え版をご覧になられるというケースの方も多いのではないでしょうか?。これを機に普段は吹き替えをあまり観ないという方の中から、「吹き替え版もけっこう楽しいね」と思われる方が少しでも増えてくれると嬉しいです♪(^皿^)。
 
 
 
  
     実写映画化の際は、“伊東四朗さん”でお願いします♪
     カールじいさん全身.jpg 
 
【最後にちょっとだけボヤきます. . . 】
「カールじいさんの空飛ぶ家」本編を見る前に、「トイ・ストーリー3」の予告編が流れました。もちろん予告編も吹き替え版です。お馴染みの皆さんによる吹き替えが楽しい予告編だったのですが、ひとりだけこの予告編に参加してなかった人がいます。
所ジョージさんです。
たかが予告編で!. . . と思われるかもしれませんが、こういうのってファンとしてはすごく残念です。今回の予告編への吹き替え収録に所さんが参加されなかった理由はいくつか考えられます。ギャラの問題であったりスケジュールの都合であったり. . . ま、いわゆる“大人の事情”ってヤツですね。そういう訳で今回の「3」での予告編でバズの声を担当されていたのはアニメ版「バズ・ライトイヤー」の日本語版でもバズの声を担当してる稲葉実さんでした。
オイラは基本的に吹き替えへのタレント起用反対のスタンスではありますが、だからと言って100%否定って訳でもありません。だから所ジョージさんによるバズの声は決して嫌いじゃありません(もっとも、オイラの中ではパイロット版でバズの声を担当された玄田哲章さんバージョンがベスト!だと今でも強く思っていますが)。ただ、今回のケースのように“大きい仕事(本編の収録)は引き受けるけど、小さい仕事(予告編の収録)はやらないよ”的な行動は、なんだか大物ぶってるみたいに見えてとても残念に感じます。
※似たような例で「バットマン・ビギンズ」に於ける渡辺謙が思い浮かぶ。ハリウッド作品には喜んで出演するけど、日本語吹き替えには不参加. . . なんだかとっても不遜な感じ。
こういうケースが生じるから、吹き替えにタレントを起用するのは嫌なんだよなあ. . . そんなネガティヴな感想をついつい持ってしまいます。いったんキャラクターの声を引き受けた以上、最後まで責任を持って欲しい!、そう強く思います。それがプロとしての在り方だと思うから。所さんには「アレフ」を吹き替えしてた時のような初心に帰ってもらいたいものです。
 
更に人気ゲームのアニメ映画化である「レイトン教授〜」の予告編を見て、オイラはズッコケそうになりました。感情の起伏がほとんど感じられない無機質演技で主人公の声を担当する人気俳優をはじめ、敵役の声を務めた某ナルシスト俳優がこれまた感情の起伏のない省エネ芝居で、あまりにもお粗末な状況に。お芝居とはいったい何なのか?、そんな根本的な事を改めて考えさせられました。本職の水城奈々さんだけが声の芝居が上手すぎてひとりだけ浮いてしまうという、皮肉な結果を生んでいました。
 
【3月初旬追記】
予告編をよく聞くと、どうも唐沢寿明さんも収録に参加していないっぽい。
やっぱり山寺&玄田コンビで、トイ・ストーリーを観たいなあ!
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