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ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)〜『 I T イット(2017)』より [映画のキャラクター]

 
 「君も一緒に、ぷかぷか浮かぼうよ♪」
 ペニーワイズ.jpg
 
 
ホラー作家スティーヴン・キングの名作「 I T 」が、久しぶりに映像化されました。
メガホンを撮ったのは、アルゼンチン出身の新鋭アンディ・ムスキエティ監督。
原作小説では登場人物たちの大人時代と子供時代が交差する作りでしたが、今回の映画版では子供時代に焦点を絞り、子供達と邪悪な存在との戦いを描いています。
「 I T 」と言えば、1990年にテレビ版として制作された作品があまりにも有名です。
当時、ペニーワイズを演じたのが個性派俳優ティム・カリーで、そのビジュアルは今もホラー映画ファンの心を掴み(もちろんオイラの心も!)、ホラーアイコンとしての地位を確立しています。
 
そんな有名キャラに、今回新たに挑むのはスウェーデン出身のビル・スカルスガルド。
原色使いで派手だったティム・カリー版とは違い、今回のペニーワイズは白を基調としたシックな佇まいの衣装。顔もどこか幼さを感じさせるデザインとなっています。
演じるビル・スカルスガルドの好演もあって、今回のペニーワイズはティム・カリー版とはまた違った魅力を醸し出していました。驚きだったのは、ペニーワイズの眼に関してです。ペニーワイズは時々外斜視(両目が外側を向く)になるのですが、当然コンタクト使用か或いはデジタルCGで映像加工しているものと思っていました。ところが、何とこれをビル・スカルスガルド自身が本当に演じていると知って、とても驚きました。彼によるこうした努力やアンディ・ムスキエティ監督の好演出もあって、本作のペニーワイズもまた恐さの魅力溢れたキャラクターとなっていました♪。
 
ただ、クライマックスはもう少し弾けても良かったかな?とも思いました。
ピエロの姿に固執せず、もっと変幻自在にいろんな姿に変身しても良かったかな?というのが、率直な感想です。ただ先述したように、今回はあくまでも子供編(前編)なので、この後恐らく製作されるであろう大人編(後編)で、そうした姿が描かれるのかもしれません。パワーアップしたペニーワイズが見られることを期待しつつ、後編を待ちたいと思います。
 

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オープニングからなかなか攻めた演出を見せるアンディ・ムスキエティ監督
随所でスプラッターな描写があるため、一般的にホラー映画だと思われていますが、
実はれっきとしたダークファンタジー作品です
邪悪な存在に立ち向かう子供達のキャスティングが絶妙で、演技も素晴らしいです♪
  

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とにかくティム・カリーのビジュアルが強烈すぎてトラウマ必至(笑)
 

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「 I T 」と共通点が多い「ドリームキャッチャー」
原作は未読ですが、この映画版はちょっとお気に入りの作品です
後半、全く予想もしていなかった方向に転がっていく物語の展開が本当に大好き♪
 


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