「WATCHMEN」のキャラクターその１〜ロールシャッハ

妥協しない男. . . それがロールシャッハである。
ロールシャッハことウォルター・ジョセフ・コバックスは、ヒーロー活動禁止条例が施行された後も、法を無視して単独でヒーロー活動を行っている。彼は自身の信じた正義を遂行するためなら、自らの手を汚す事も厭わない。
ザ・コメディアンの死によって始まった一連の陰謀の全容を知った時、それでも彼は自らの信じた正義を貫こうとする。例えそれが、自身にとって最悪の結末を迎えたとしても。
何故なら、彼は“妥協しない男”なのだから. . .
　
　
「許可をもらってやる訳じゃない。やらなきゃならないから、やっているだけだ。 　必要に迫られてな」
　　　　
　
　
「WATCHMEN」の作品全体の感想は前記事にて述べましたが、実は個々のキャラクターに関してもっといっぱい語りたい事がありまして。でも、それを含めると記事自体が滅茶苦茶長くなりそうだった（＾皿＾）ので、別記事をたてる事にしました。
という訳で、第一回は映画の語り部で、一見主役かなあ？と思ったら実は案外そうでもなかったキャラクター、ロールシャッハです（＾皿＾）。
　
　
「ウォッチメン」に出てくるヒーローの中では一番地味な出で立ちのロールシャッハ。しかしながらロールシャッハ模様の奇抜なマスクのおかげで、一度見たら忘れられない強烈な印象を持つキャラクターとなっています。左右対称の模様が常に変化し続ける不思議なマスク。映画の中では詳しい説明はありませんでしたが、実はこれ、Dr.マンハッタンの発明を元にして作られた生地であり、ウォルターが繊維工場で働いていた時に入手したものらしいです（オフィシャル・フィルム・ガイドより）。因みに彼の使うワイヤーガン（勝手に命名）は、ナイトオウルⅡ世こと、ダニエル・ドライバーグが開発、提供したもの。その昔、ロールシャッハとナイトオウルⅡ世はコンビを組んでヒーロー活動を行っていた過去があるのだ。だから映画冒頭でロールシャッハが最初に訪れるヒーローなのがナイトオウルⅡ世だったって訳。
　
演じるジャッキー・アール・ヘイリーが実に渋くてかっこ良かった！（＾皿＾）。印象的な低い声が魅力的なのだけど、その風貌もまさにロールシャッハにピッタリ！。というのも、ロールシャッハって冷静な目で見てみると、けっこう“電波系”な人なんですよね。「俺がやらなきゃ、誰がやる！」みたいな事を勝手に思い込んでるちょっと危ないタイプの人。そんなある種病的な部分を持つ複雑な性格のキャラクターであるロールシャッハをジャッキー・アール・ヘイリーはうまく演じていたと思います。見た目は単なる小柄なおっさんで一見するととても強そうには見えないけど、実際に戦うとビシビシ相手をノックアウト！、こういうの本当にシビれます（＾皿＾）。実際現実世界で身近にいたらちょっと嫌だけど、フィクションの世界で見る分にはこういう“孤高の戦士”タイプのキャラクターは、オイラ大好きです！（＾皿＾）v。
　
　
　　　　　トレンチコートが似合う男になりたい. . . （＾皿＾）
　　　　　
腰でがっちりベルトを巻くロールシャッハの姿を見てたら、なんだか「カリ城」の銭形警部を思い出してしまいました。

タグ：ロールシャッハ トレンチコート WATCHMEN ウォッチメン

コメント 4

こんにちは。

>Dr.マンハッタンの発明を元にして作られた生地

なるほどそんな秘密が！
単純に不思議に思ってたんですよね。特殊能力はないはずなのに、
そのマスクは思いっきり特殊じゃん！と。
ウォッチメンキャラクターシリーズ、今後も期待してます！


by dorothy (2009-04-14 00:52) 

dorothyさん、こんにちは。
熱を感知して模様が動く...らしいんですけど、なぜそんなものを作ったのか？、なぜ左右対称なのか？は、今もっても謎です（＾皿＾;）。繊維工場で働いていたっていう設定が泣けます。
　
キャラシリーズ、一応あと三人くらいは書こうかな？と予定してたんですけど、記事が追いつくかどうかは...微妙です（苦笑）。
by 堀越ヨッシー (2009-04-15 17:00) 

ジャンマイケルビンセントの絡みでしょうか？
ジャッキーア・アール・ヘイリーは昔世界は燃え尽きる日でジャンと演してました。ジャンと言えばエアーウルフです。孤高の戦士っぽいです。さらに現役を退いていたというところにエアーウルフを想像してしまいますね
by NO NAME (2009-10-08 00:40) 

NO NAMEさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。ジャン・マイケル・ヴィンセント＆エアーウルフ、懐かしいです（＾皿＾）。
by 堀越ヨッシー (2009-10-17 09:48)