SSブログ

「WATCHMEN」のキャラクターその2〜オジマンディアス [映画鑑賞]

早々にヒーロー活動を引退し、実業家へと転身したオジマンディアスこと、エイドリアン・ヴェイト。巨万の富を得、悠々自適の生活を送る彼だが、そんな今でも平和や正義を愛する心に変わりはない。その熱き思いは今も彼の中で静かに蒼く燃えている...。
 
 
    「この世界が問題だらけだということは、天才でなくても理解できるさ」
     オジマンディアス.jpg 
 
 
とにかく、見た目がスタイリッシュでクールなオジマンディアス。ヒーローコスチュームのデザインが秀逸で、かっこいい。演じるはマシュー・グード...イケメンです!(^U^)ウヒョー!
ここから先はネタばれ(映画を未見な方、ごめんなさい)になりますが、全ての陰謀はこのオジマンディアスことエイドリアン・ヴェイトによるものだった訳ですが、その彼の考える“正義・思想”に対して果たして共感出来るかどうか?で、彼に対する思いも変わってきます。
 
大義を遂行するためには、多少の犠牲や不正はやむを得ない...と、思うのか。それとも、例え小さな不正でも、それが目の前で起きた時には断固としてそれを許さない...それを正義とするのか?。
 
どちらも正しいけど、この二つは絶対に両立しない、非常にもどかしい問題です。いわゆる“グレーゾーン”ってヤツを容認するのか?しないのか?、過去いろんな映画でもとりあげられた事のある、ある意味普遍的なテーマでありますね。どちらの道を選択するかは人それぞれだし、どちらが正しいのか?、どちらが間違っているのか?なんて、一概には言えない訳ですが、ひとつ言える事は、そのどちらでもない“無関心”な人達が世の中には圧倒的多数だってことですよね(自分も含めて)。
現実の世界でも、何か問題が起きた時、それを解決しようと動くのはごく少数派で、大抵の人が「そのうち誰かが何とかしてくれるだろう」と、無関心を決め込みます。実はそれが一番の“悪”なのではないのかな?と思う訳です。そういった意味では、オイラも今完全に悪の道を突っ走っています(^皿^;)アハハ(←笑ってる場合かッ!?)。
ロールシャッハもオジマンディアスも選んだ道はそれぞれ違ったけど、己の信念を貫いたっていう点に於いては、どちらも“漢(おとこ)”だった訳ですね。ほんのちょっとだけでもそんな生き方が出来たらいいなあ....そんな事をちらっと考えたオイラでありました。
 
 
そんな自分の内なる“正義と悪”に対して自問自答することが出来る「WATCHMEN」は、まだまだ公開中です。皆さん、是非劇場へ!。
 
ウォッチメン

ウォッチメン

  • アーティスト: ブダペスト・シンフォニー・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2009/03/25
  • メディア: CD
サントラを買おうかどうしようか?、迷ってます...(^皿^)
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 2

dorothy

紫のジャケットが80年代してました。
私はコスチュームの時のほうがスキかな。
誰も聞いてないですね。失礼。
by dorothy (2009-04-17 01:56) 

堀越ヨッシー

dorothyさん、こんにちは。
紫のジャケットを着こなすのは、相当難しいですね(^皿^)。
コスチュームのデザインがホントかっこ良くて、映画の中にいたらオイラもフィギュア買っちゃいそうです。
by 堀越ヨッシー (2009-04-18 20:58) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。