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マンガサミット特別企画〜言っておくけどくだらないよ。「未来生活形態図」展を鑑賞する [ひとりごと]

先週末、新宿高島屋の10F美術画廊にて開催中だった企画展を鑑賞してきました。
 
   マンガサミット特別企画〜言っておくけどくだらないよ。
   「未来生活形態図」展
   浦沢直樹・寺田克也・吉田聡 & 泉谷しげる
 
ミュージシャンの泉谷しげるさんが、漫画家の浦沢直樹さんと組んで開催されてきたマンガサミット。今回の企画展はその番外編です。大震災以降、暗い影が日本を覆う中、漫画家はいったい何が出来るのだろう?との発想のもと、原子力に頼らない未来の生活を、漫画家の視点から(不真面目に、くだらなく!)描いてみようというのが、今回の主旨です。オイラの目的は、もちろん寺田克也先生の作品をこの目で見ること!。果たして、どんな未来生活が描かれているのでしょうか?、楽しみです!(^皿^)。
 
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今回参加される漫画家の先生方。ご存知「20世紀少年」の浦沢直樹先生、我らが“ラクガキング”こと寺田克也先生、学生時代にハマった「湘南爆走族」の吉田聡先生、急遽参加が決まった本秀康先生、そしてミュージシャンの泉谷しげるさん。
   
さて、入口に到着するなり、どーんと展示してあったのが、寺田克也先生の作品群。
残念ながら、今回描き下ろしは1点のみでしたが、これがまたものすごくいい作品だったのです。画廊の方に聞いたら、今回写真撮影OK!とのことで、早速オイラは小型デジカメを取り出し、ばんばん撮影しちゃいました。
  
寺田克也先生の展示ブース
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今回は描き下ろしは1点のみで、
他の作品は過去のものをデジタルプリントして展示してありました。
 
そして、これが今回の企画展のために描き下ろされた作品
タイトルは「未来じいさん」
RIMG1111.JPG 
「うーん、素晴らしい!」 
ほぼ頭身大サイズで、ボードに油性ペン(ご存知マッキー!)で描かれた一品です。
このサイズをフリーハンドで描いちゃうところが凄いです!。
机の上に置かれた紙サイズと違い、これだけでかいサイズだとデッサン的にかなり描くのが大変だと推察されますが、そういった感を微塵も感じさせないところが寺田克也先生の凄いところです。よく見れば、ペン先がかすれてたりしている部分もあり、アナログな作品の良さがにじみ出た作品となっていました。寺田克也先生と言えば、デジタルペイントの先駆者みたいなイメージがありますが、アナログな作品を生で見ると、やはり先生のアーティストとしての凄さを改めて実感出来ます。
という訳で、この作品だけを1時間ばかりじっくりと鑑賞したのでありました。
因みに、作品のまわりにある小さな正方形には、「未来じいさん」が身に付けているハイテク装備の解説が載っているのであります。そちらもあわせて詳しくご紹介♪。
 
    「未来じいさん」の顔アップ
    RIMG1149.JPG 
オイラは寺田克也先生の描く老人(男女問わず)の画が大好き♪。
左耳に止まる鳥はメールソフト内蔵インコ〜囁くようにメールを読んでくれるとのこと。一見髭(ひげ)に見えるものは、ヒゲ型バードゲージ(よく見ると鳥がいるでしょ?)〜いつでも愛鳥と一緒です。頭のまわりにある吹き出しは、囁いた声をビジョンで映し出してくれる機械。これって、便利なのかな!?(苦笑)。
  
    「未来じいさん」の胸部
    RIMG1151.JPG
この線のタッチを見て下さい!。シャツの胸には薄型徐細動機が内蔵〜いつ止まっても安心です♪。寺田克也先生と言えば、“羽”ですよね。ご自身でも「何を描くか迷ったらとりあえず羽を描く」というほどの羽好き。こちらの羽は、常に追い風を感知して歩くのが楽、更に夜間には光るとのこと。こりゃ目立つ!(苦笑)。
   
    「未来じいさん」の下半身
    RIMG1153.JPG
右手に持つ魚は、魚型ケータイ。ズボンのポケットは、ずばり四次元ポケット。自宅のタンスに繋がっており、忘れ物の心配がありません。そして、四次元社会の窓!(笑)、自宅のトイレに繋がっており、尿漏れの心配がありません!。ズボンの柄は毎日変わるそうです。
   
 
寺田克也先生は何かと絵の凄さばかりが取り上げられますが、実はオイラはこのユーモアセンスも同じくらい大好きだったりします。それがよく現れるのがマンガ作品だったりするのですが、先生なかなかマンガを描いてくれないからなあ(^皿^;)。オイラはもっともっと寺田克也先生の描くマンガを読みたいッス。
 
という訳で、週末にはトーク&ライブが開催され、寺田克也先生も参加されました。
もちろん、オイラは久しぶりにラクガキング様に謁見すべく、
新宿高島屋に向かったのでありました!(〜以下、つづく)
 
  

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