メデューサ〜その瞳を見た者は、石になる

【メデューサ（Medusa）】（メドゥーサの表記もあり）
ギリシャ神話に登場するゴーゴン（ゴルゴン）三姉妹の末娘。
元々は美しい髪が自慢の女性であったが、その美貌ゆえに海神ポセイドンの寵愛を受けたため、彼の妻である戦いの女神アテナの怒りを買い、その姿を醜い化け物へと変えられてしまった。
見る者を震え上がらせるその醜い容姿も然ることながら、メデューサの持つ本当の恐ろしさは彼女の持つ特殊能力である。それは彼女と目が合った者は石になってしまうという石化能力。その能力は例え死んでも失われることはなかった。
英雄ペルセウスは鏡の盾を使用して見事メデューサを倒す事に成功したが、彼の手によって切り落とされたメデューサの生首から石化能力が失われる事はなく、ペルセウスは逆にその能力を利用して冒険に役立てたという。その後メデューサの生首は盾に埋め込まれた防具として、戦いの女神アテナへと献上されたという。
因みに映画「タイタンの戦い」( 81）に登場するメデューサは下半身が蛇になっているが、これは映画オリジナルの設定。しかし、巨匠レイ・ハリーハウゼン先生のデザインしたメデューサの姿は、その秀逸さで後にそれがファンタジー界ではスタンダードとなる。しっぽの先をプルプル震わせて動くその姿は子供の頃見ていて本当に怖かったです....（T皿T）
　
　

レイ・ハリーハウゼン大全

• 作者: レイ・ハリーハウゼン
• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2009/02/26
• メディア: 大型本

巨匠レイ・ハリーハウゼン先生の、偉大なる業績が拝める特撮映画ファン必読の一冊。
日本語版が出版されたのは非常に喜ばしいことだが、いかんせん高価でありまして、貧乏人のオイラには手が出せないのでありますっ！（T皿T）ムギュー
　
　
さて、映画「タイタンの戦い」（2010）について。
現在公開中のファンタジー映画「タイタンの戦い」は、81年に公開された「タイタンの戦い」のリメイク作品。ファンタジー映画を好きな人なら知らない人はいない巨匠レイ・ハリーハウゼン先生の造り出したストップ・モーション（人形を１コマずつ動かしながら撮影する技法）製のモンスターが大挙して登場するファンタジー映画です。
オイラが映画好き＆ファンタジー世界を好きになるきっかけとなったのも、レイ・ハリーハウゼン先生の手がけた映画「アルゴ探検隊の大冒険」でした。
そんなファンタジー映画のクラシック作品が、最新の映像技術を駆使して30年ぶりに現代へと甦ります。オリジナル版にも登場した海獣クラーケンや蛇神メデューサ、巨大サソリが大暴れするようです。メガホンを執るのは緑の巨人「インクレディブル・ハルク」を監督したルイ・ルテリエ。主演は“飛び出す青い異星人”サム・ワーシントン。共演に“ダークマン”のリーアム・ニーソン、“噛みつき魔”のレイフ・ファインズ、他。
（こうして見ると、まともな人間はひとりも出てないな）。
　
と言う訳で、“ファンタジー世界好き”として本来ならもっと興奮しても然るべきの映画「タイタンの戦い」なのに、どうも今イチ食指が動きません。ちょっと前に公開された「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の時もそうでした。「こりゃ一体どういうことだ！？」と自問自答してみた結果、どうも最近富みにオイラの中で増殖しつつある“CG映像アレルギー”にその一因があるようです。その件について語りだすとすご〜く長くなりそうなのでそれはまた別の機会にするとして、ひとつこれだけは是非言っておきたい。
「ブラをつけてるお洒落なメデューサなんか、メデューサじゃないやいッ！！」
　
　
　　　「シャアアアアアッ！18歳未満お断り！...シャアア！」
　　　　　

タグ：レイ・ハリーハウゼン ゴーゴン ルイ・ルテリエ タイタンの戦い メドゥーサ メデューサ MEDUSA

コメント 2

勤め先に「蛇女」のニックネームを持つ年配女性がいるのを思い出しました。
あ、それって私のことじゃないんだけどね。(笑）
タイタンの戦い、、予告編を見てもぴんと来ないのは自分が日本人だから
かと思ってたんですが、ヨッシーさんのようなラクガキストもイマイチなのね。
by うつぼ (2010-05-09 17:03) 

うつぼさん、こんにちは。
いやいや、意外とうつぼさんも仕事場では恐れられてるんじゃないですかね？。だって仕事に厳しそうだもんねー、姐さんは（＾皿＾;）。
　
「タイタンの戦い」は、予告編で鎧を着てるリーアム兄さんを見て、ちょっとギャフンな気分になりました。
by 堀越ヨッシー (2010-05-11 00:33)