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バンクーバー冬期オリンピック開会式が、「プラトーン」色に染まる [顔〜2010]

遂に始まりました!、バンクーバー冬期オリンピック。
オリンピックの何が楽しみかって、競技そのものはもちろんですが、開会式のショーを観るのが実は一番楽しみだったりします。今回のオープニングショーもなかなか見応えがありましたね!。
 
正直、商業主義に走る五輪に不満がない訳じゃないけれど、あれだけの大きい規模のショーを観られるのはオリンピックぐらいしかない訳で、そういった意味に於いてはアレはアレで有りなのかな?とも思うようになりました。
 
今回は五輪史上初の屋内会場での開会式という事で、室内というメリットを最大限に活かした演出がなされていたように思います。特に光を使った演出は秀逸でしたね。白い衣装を身にまとった集団の中のひとり、杖を持った男がその杖を大地に突き刺すと、その波動が光の波となり円を描いて広がっていく . . . その姿がまるで魔法使いのガンダルフ(指輪物語)のようで、すごく幻想的でありました(^皿^)。
 
また垂れ幕をうまく活用していた点にも目を惹かれました。
オーロラになったり、山になったり、森になったりと、その姿を様々に変化させる演出は見事でした。一番の見所であった聖火台への点火で、台のひとつが起き上がらないというミスはありましたが、そこはまあご愛嬌ってことで(実際、それがミスだったとは見てても気がつかなかった訳だし)。
 
そんな中、映画ファンにとってはものすごく気になる場面が出てきました。歌手サラ・マクラクランの歌が終わった後、唐突に流れ始めた旋律に思わず耳がダンボになりました . . .

「プ . . . プラトーン!?」
 
1986年に公開されたオリバー・ストーン監督の戦争映画「プラトーン」。
O・ストーン監督自身の実体験が随所に織り交ぜられたベトナム戦争に於ける兵士たちの物語。衝撃的な内容で記憶に残る作品のひとつなのですが、同じく印象深いのが劇中で使用されている音楽です。劇中の要所要所で流れる音楽〜サミュエル・バーバーによる「弦楽のためのアダージョ」というクラシック曲なのですが、とりわけ劇中でも印象的なのが、ウィレム・デフォー演じるエリアスがベトコンに急襲されて負傷しながらも必死で逃げようとする場面で流れる時です。映画をご覧になった事のある方なら、あの有名なパッケージ写真の、跪き両手を天へと高く突き上げて絶命する場面をすぐさま思い出されることでしょう。
 
その楽曲がバンクーバー冬期オリンピックの開会式の一場面で流れました。
ショーの中でも哀愁を感じさせるような場面で使用されており、なかなか効果的な演出ではありましたが、オイラのようなプラトーン好きの人間は、あの旋律を聴くとエリアスの姿を思い浮かべずにはいられません。思わず会場にウィレム・デフォーの姿を探してしまったのはオイラだけでしょうか?(^皿^;)オイラダケデショーネ。
 
フィギュア等の競技にも、映画音楽が使用されたりしますよね。
映画サントラ好きには、そういう視点からも冬期オリンピックを楽しめるようです。
バンクーバー冬期オリンピックは、まだまだ始まったばかり!。
一流アスリートの皆さんによるパフォーマンスを、楽しみたいと思います(^口^)/。
 
 
 
      悪人顔 . . . ウィレム・デフォー(^皿^)
      ウィレム・デフォー.jpg
 

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