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「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」を日本語吹き替え版で見る [映画鑑賞]

「X-MEN」シリーズ・ファン待望の新作「ウルヴァリン」を、早速見て来ました!。
もちろん、オイラが見たのは日本語吹き替え版です(^皿^)。
吹き替えに関しては後述するとして、まずは映画の感想から!
(好きな映画だとどうしても記事が長くなってしまう...ご勘弁[あせあせ(飛び散る汗)])。
(注:ネタバレ有りなので、それが嫌な方は別の方のブログを参考にして下さい)
 
【あらすじ】
幼少期、とある事件をきっかけにミュータント能力が目覚めてしまったジェームズ・ハウレット(ヒュー・ジャックマン)は、同じくミュータント能力を持つ兄ビクター(リーヴ・シュレイバー)と供に、俗世間との関わりあいを捨て、戦場へと身を投じていた。戦いに生き甲斐を感じる兄ビクターと違い、人を傷つけることに嫌気がさし始めるジェームズ。そんな二人の前にストライカー(ダニー・ヒューストン)と名のる政府高官が現れる。「その能力を国のために活かしてみないか?」誘い文句に乗る兄弟だったが、結局は戦争時代と同じ事の繰り返しだったことを知り失望したジェームズは、一人組織を去るのだった...。
数年後、カナダで隠遁生活をおくるジェームズの姿があった。彼は“ローガン”と名乗り、愛する女性ケイラ(リン・コリンズ)とともに幸せな日々をおくっていた。だが、そんな彼の前に再び姿を現した兄ビクター。ビクターはケイラを殺害し、ジェームズを痛めつけると姿をくらました。愛する者を奪われ、怒りに震えるローガン。そんな彼に対してストライカーは「復讐する手伝いをしてやろう」と申し出る。それは全身に特殊合金アダマンチウムを移植し、不死身の肉体を作るというものだった。こうして、不死身の肉体を手に入れたローガンは、自身を“ウルヴァリン”と名乗り、兄への復讐を誓う!。
 
 
まずは率直な感想ですが、エンターテイメント作品として、非常に楽しめました。
過去3シリーズへの配慮を計りつつ、スピンオフ作品として独自色を出す事に成功しており、まずまずの出来といったところでしょうか。監督のキャヴィン・フッドはアカデミー外国語映画賞を受賞した経歴があるとのことですが、ドラマの部分はもちろん、アクションシーンでもなかなか手堅い演出を見せてくれました。まあ、このあたりは優秀なスタッフの手助けもあってのことでしょうが、とりあえずアクションシーンが売りでもある類いの映画なので、そのあたりは一定のクオリティが保たれていてホッとしました。過去の「X-MEN」シリーズを見たことがなくても充分楽しめる作品とはなっていますが、シリーズを見ているとより映画を楽しめます(小ネタが満載だから!)。
オープニングタイトルで南北戦争、第一次〜第二次世界大戦、ベトナム戦争と、数々の戦場を渡り歩いてきたウルヴァリンの過去が駆け足で描かれていて、このあたりは上手い見せ方だなあと思いました。...が、よくよく考えたらコレ「WATCHMEN」でまったく同じ手法をやってましたね(笑)。ノルマンディー上陸時がまんま「プライベート・ライアン」なのにも、ちょっと笑ってしまいました(^皿^)。
 
ウルヴァリンを演じること通算4回目となるヒュー・ジャックマンでありますが、相変わらずのかっこ良さで終始メロメロでした(^皿^)>テヘッ。ワイルドな男にゃやっぱり胸毛がよく似合う!。前シリーズでは思いっきりカツラだった髪型も、今作ではナチュラルテイストで好い感じ。ただ、個人的にはちと鉄の爪が長すぎるような気がしました。まあ、これはオイラ的デッサン好みの話ではありますが、もう少しだけ短い方が個人的にはかっこいいかな?と感じましたネ。
  
ウルヴァリンの凶悪な兄ビクターを演じるリーヴ・シュレイバー。今までは“映画で時々見かけるあの俳優さん”的な位置づけでしたが、これでようやく名前を覚える事が出来ました(リーヴ・シュレイバーっと)。一作目でセイバートゥースを演じたタイラー・メインもかっこ良かったけど、今作のリーヴ・シュレイバー版セイバートゥースもかっこ良かったです。ネコ好きなオイラとしては、シュレイバーの“ネコ顔”がたまらんかったです♪。ニヤリと笑った時に見せる牙がかっこ良くて、四つん這いで走る姿もまたクールでした。クライマックス時、それまで敵対していた二人が力を合わせて戦う場面はまさに男泣き必至!。その姿はまるで「スパイダーマン3」ピーター(スパーダーマン)とハリー(新グリーン・ゴブリン)のようで、涙チョチョ切れる[もうやだ~(悲しい顔)]シーンでした。
 
X-MENファンが出演を熱望していたガンビット(テイラー・キッチュ)も、クールですごくかっこ良かった!。棒使いもすごく様になってたし大満足♪。でも、出番が少なくてちょっとガッカリ...。出来れば続編にも出て欲しいな!(^皿^)。
 
ガッカリと言えばブラッドリー(電気を操るミュータント)を演じたドミニク・モナハンも、ちょっとしか出番がなくて残念無念。「ロード・オブ・ザ・リング」ファンとしては、メリーにもう少し活躍して欲しかったな。
 
エージェント・ゼロを演じるダニエル・ヘニーが、嫌な感じのキャラクターでグッジョブ!でした。オイラはこういう憎たらしいキャラはなかなか好きなのであります。ガンカタ(注:知らない人は「リベリオン」を見よう!)を思わせるガンアクションもなかなかキマってました。でも、最初見た時てっきりラスト・エンペラーな人かと思っちゃったヨ(^皿^;)ジョンロ〜ン。
 
ライアン・レイノルズ演じるデッドプールは、まんま「ルパンⅢ世」の石川五右衛門でしたね(笑)。見事な剣さばきがかっこ良かった!。それに反比例して、改造された後ウェポンⅪとして出て来た時のかっこ悪さといったらなかった...。この映画で唯一不満な点は、まさにその部分なのであります[ちっ(怒った顔)]。デザイン的にもう少しどうにかならなかったのかな?。ひと言で言えば中途半端[バッド(下向き矢印)]...かっこ良くもなく、グロテスクさも今イチ。ありゃクライマックス時に出てくる敵キャラとしては近年まれにみるダメダメデザインだった。最終決戦のアクションシーンが迫力満点だっただけに、返す返すも残念無念。いくらウルヴァリンのミュータント能力を移植されたからって、何も剣を腕に仕込む必要ねーじゃん(←ストライカーの発想が小学生並でギャフンッ)。
 
そして、忘れちゃいけないサイクロップス。「X-MEN」ではリーダーなのにも関わらずシリーズを通して冷遇され続けている、我らが愛すべきサイクロップスでありますが、この作品でもそれは例外ではなかった。最後にちらっと活躍はするものの、登場シーンでのあまりのヘタレぶり(兄ビクターを前にビビりまくって敵前逃亡)には、ヒーローとしてのカケラ無し。こんな人が後にX-MENのリーダーになるなんて. . . トホホ[たらーっ(汗)]。ここはひとつ汚名返上として是非とも「サイクロップス」でスピンオフ作品を作って頂きたい。ひ弱でいじめられっ子なスコット少年がいかにしてX-MENのチームリーダーへと上り詰めたのか?を描いて欲しいです(プロフェッサーXに叱られてヘコむサイクロップスの姿...見てみたい[わーい(嬉しい顔)])。
 
そしてファンには嬉しかったプロフェッサーX(パトリック・スチュアート)のサプライズ登場!。おそらく「X-MEN3」時の映像を加工して使用してたんだと思うけど、このプチサプライズは嬉しかった。...で、それに関連してなんだけど、そうなるとやっぱりマグニートー(イアン・マッケラン)にも出演して欲しかったな。ガンダルフ・サイドから肖像権使用の許可が下りなかったのかな?。
実は今作もエンドロール後にちょっとしたオマケ映像があるのだけど、あれははっきり言って不要だったと思う。あれをやるぐらいなら若き日のマグニートーを登場させて欲しかった。マグニートーが出てきて兄ビクターをブラザーフッドに勧誘する...なんて映像が流れたらファンとしてはニヤリとしたんだけどね♪。
  
キャスト以外の話も少しだけ。
音楽を担当していたのが、オイラの大好きなハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。今やすっかり売れっ子になってしまったハリー・グレッグソン=ウィリアムズだけど、今作でもアクション映画にふさわしい迫力ある音楽を聴かせてくれます。こりゃ間違いなくサントラ買いですね、マストバイアイテム!。
 
今作はそのほとんどをオーストラリアやニュージーランドで撮影したらしい。だからなのかロケーションを見てると、なんだか「ロード・オブ・ザ・リング」で見かけたような風景がちらほら出てきます。そんな楽しみ方も出来るのが「ウルヴァリン」です[わーい(嬉しい顔)]...って、そんな楽しみ方をしてるのは「ロード・オブ・ザ・リング」好きなオイラだけですね(^皿^;)。
 
【まとめ】 
もちろん、ツッコミどころも満載な映画ではあります。ウルヴァリンがケイラの死を早合点する所(←マヌケすぎる)とか、黒髪のケイラに対して妹は思いっきり金髪!(姉妹で髪の色が違ったりする?)とか、ブロブのミュータント能力が今イチわかりづらく単なるデブキャラにしか見えないとか...etc。でも、そういう部分もひっくるめて、とりあえずエンターティメント作品としては大いに見応えのある作品でした。スピンオフ作品でこのクオリティなら大満足です。なにやら続編(日本が舞台になる可能性大!)も製作されそうな雰囲気だし、まだまだウルヴァリンはスクリーン上で活躍してくれそうです!。
皆さんも是非劇場で「ウルヴァリン」を楽しんで下さいッ!
 
 
      「俺のやることで、俺の右に出る者はいないぜ!」
      ちびローガン.jpg 
 
...あ、記事が長くなったので、吹き替えに関してはまた改めて次回に!(^皿^;)


X-MEN ウルヴァリン:オリジン (SHO-PRO BOOKS)

X-MEN ウルヴァリン:オリジン (SHO-PRO BOOKS)

  • 作者: ポール・ジェンキンス
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2009/09/01
  • メディア: 大型本

やっぱ、これ買おうかなあ...?(^皿^)
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