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「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の日本語吹き替え版について [吹き替えについて]

米の人気ドラマ「特攻野郎Aチーム」の映画版。
オリジナルの設定を踏まえつつ、映画独自のエッセンスも満載で、底抜けに楽しいアクション大作となった今作。原典のドラマは、羽佐間道夫さん、安原義人さん、富山敬さん、飯塚昭三さんらによる、楽しい吹き替えが魅力的だった訳ですが、映画の吹き替え版もオリジナルに負けず劣らずの実に楽しい仕上がりとなっております♪(^皿^)。
 
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」日本語吹き替え版キャスト
  ハンニバル(リーアム・ニーソン)    ....菅生隆之
  フェイス(ブラッドリー・クーパー)   ....堀内賢雄
  B.A.....(クイントン・R・ジャクソン)  ....乃村健次
  マードック(シャルト・コプリー)    ....多田野曜平
  ソーサ(ジェシカ・ビール)       ....岡寛恵
  リンチ(パトリック・ウィルソン)    ....木下浩之
  パイク(ブライアン・ブルーム)     ....山路和弘
  モリソン将軍(ジェラルド・マクレイニー)....羽佐間道夫
 
 
「作戦は、奇をもって良しとすべし!ってね」
A(アルファ)チームのリーダー、ハンニバル・スミスを演じるは、菅生隆之さん。
「ロード・オブ・ザ・リング」ファンには、ヒューゴ・ウィーヴィング演じるエルロンドの声でお馴染みですね。吹き替えではトミー・リー・ジョーンズやジャン・レノなど、頼れる渋いおじさんを演じるとピカイチの役者さんです。今作でも頼れるリーダー・ハンニバルを、骨太な声でたっぷりと演じられています。
 
「高度6000mでも、息は出来るよな?」
チーム内の二枚目担当フェイスを演じるは、ベテラン堀内賢雄さん。
ご存知イケメンキャラ御用達の声優さんです。過去の吹き替え履歴を見ても、ブラッド・ピット、チャーリー・シーン、トム・クルーズ、クライヴ・オーエンなど、蒼々たるメンバーが名を連ねています。クラシックファンには、米ドラマ「フルハウス」でのジェシー役があまりにもハマり役で有名ですね。このように堀内賢雄さんと言えばイケメン!というイメージが強い訳ですが、実はコメディ演技が秀逸だったりするのです。例えば、米の黒人コメディアンのマーティン・ローレンス主演の映画でも堀内賢雄さんは吹き替えを担当されていますが、これが実に面白いのです!。コメディ系の作品で堀内賢雄さんの吹き替えを聞くと、その芸域の広さを実感出来ます。今作でのフェイス役は、そんな堀内賢雄さんのイケメン部分とコメディ部分の両方を堪能出来ます♪(^皿^)。
 
「飛行機に乗るなんて、二度とゴメンだッ!」
Aチームのメカニック&暴力担当、バラカスを演じるは、乃村健次さん。
ウィキペディアによれば、今作のバラカスのような筋骨隆々の男の声を担当されるのが多いとのことです。そう言えばドリームワークスのアニメ「モンスターvsエイリアン」でも、マッチョな半魚人の声を担当されていましたね。そんな訳で、乃村健次さんの声、バラカスにぴったり!でした。
 
「女は悪魔、悪魔は女、女は悪魔〜♪」
ちょっとイカれた名パイロット・マードックを演じるのは、多田野曜平さん。
海外ドラマを見ていると、必ずといっていいほど登場される名バイプレーヤーさんです。
正常なのか異常なのか、掴みどころのないマードックというキャラクターを、ちょっと高めのお声で見事に演じられていました。特に秀逸だったのが、Aチームが軍の飛行機を奪って逃走する場面。マードックの操縦する飛行機は無事離陸したものの、すぐに無人攻撃機の銃撃を受け、被弾してしまいます。正に絶体絶命の大ピンチ!。
その時のマードックの台詞がコチラ.....
「こちらは機長です。右手の窓より外をご覧下さい。右エンジンが火を吹いております」
....爆笑です!(^皿^)
   
「彼らは“最高のチーム”よ、油断しないで」
Aチームを執拗に追う軍所属の美女にして、フェイスの元恋人であるソーサを演じるは、
女性声優陣の実力派のおひとり、岡寛恵さん。
我ら「スパイダーマン」ファンにとっては、キルスティン・ダンスト演じるメリージェーンの声でお馴染みですね。他にはグウィネス・パルトローやケイト・ウィンスレット、シャーリーズ・セロンなどのお声も担当されています。とりあえず、吹き替えキャストに岡寛恵さんの名前を見つけたら安心していい、信頼出来る役者さんですね。オイラも大好きな役者さんのおひとりです。
 
「マジでむかついてきた....クソッ、Aチームめ! 」
ズル賢いCIAのリンチを演じるのは、木下浩之さん。
もはや説明不要の名作「ダークナイト」でアーロン・エッカート演じるハーヴィ・デント(トゥーフェイス)を演じられたのが記憶に新しい木下浩之さん。最近ではヴィゴ・モーテンセンの声(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」)がフィックスになりつつある、ベテラン役者さんです。オイラが好きなのは「ザ・シューター/極大射程」でのマーク・ウォールバーグの吹き替え。かっこよくてお気に入りのひとつです♪。因みに、木下浩之さんはオープニングに出てくるメキシコの悪党チコの声も兼任されています。微妙にお声を変化せている点に注目して見てみましょう。
  
「頼んだぞ、ハンニバル」
ハンニバルの上司モリソン将軍を演じられるのは、ご存知大ベテランの羽佐間道夫さん。
ご存知のように、テレビシリーズ「特攻野郎Aチーム」でハンニバルを演じられたのが羽佐間道夫さんです。そんな羽佐間さんを映画版でも吹き替えに登用するという実にニクいキャスティング演出。映画の中でハンニバルとモリソン将軍が語り合う場面での、菅生隆之さんと羽佐間道夫さんの共演がなんとも嬉しい限りです。
更に嬉しいことに、映画終わりでテレビドラマではお馴染みだったOPナレーションの一説が、羽佐間さんによって披露されています。Aチームはやっぱりコレがなくっちゃね!。
 
「俺も歳をとったもんだぜ、トレーニングしないとな!」
民間の軍人グループ、ブラック・フォレストのリーダーで、偽札の原版を奪うパイクを演じるのは、こちらもベテランの山路和弘さん。
「スパイダーマン」のグリーン・ゴブリンことウィレム・デフォーなど悪役を演じる一方で、最近ではヒュー・ジャックマンの声がすっかりハマり役の山路和弘さん。同じくこちらもフィックスになりつつあるラッセル・クロウなど、チョイ悪系おやじの役がとにかくハマるのが山路和弘さんです。
今作でもふてぶてしい悪役パイクを、喜々として演じられています。
 
「まだまだ、君には負けんよ」
実は今作、エンディングにちょっとしたサービスカットがありまして。
オリジナルドラマでフェイスマンを演じたダーク・ベネディクトと、クレージーモンキーを演じたドワイト・シュルツが、それぞれカメオ出演しています。たったワンシーンだけ出演なのですが、ファンとしては思わずニヤリとせずにはいられないシーンとなっています。
そして嬉しいことに、このたったワンシーンの吹き替えのために、羽佐間道夫さんと同じくオリジナルドラマ版での吹き替えキャストのひとりでフェイスマンを演じられていた安原義人さんが参加されているのです!。これはファンにとっては、実に嬉しい演出。このたったワンシーンのためだけに吹き替えに参加してくれた安原義人さんに、感謝感謝!です。きっと安原義人さんにとってもAチームという作品は思い入れのある作品なのでしょうね。
因みにクレージーモンキーを演じられた富山敬さんは残念ながら故人なので、ドワイト・シュルツの声も安原義人さんが兼任されています。こちらも必聴です。
 
 
オイラは劇場公開当時、字幕スーパー版でこの作品を鑑賞しましたが、やっぱり日本語吹き替え版の方が作品としてはるかに面白かったですね。是非皆さんも、この超おバカアクション大作を日本語吹き替え版で楽しんで下さいッ!(^皿^)/。
 
特攻野郎Aチーム THE MOVIE(無敵バージョン) [Blu-ray]

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  • メディア: Blu-ray

   
 
 
       「リンチの行動が、だんだん読めてきた」
      ブラッドリー・クーパー.jpg
 
とにかく堀内賢雄さんのかっこ良さが際立つ今作の吹き替え。
ブラッドリー・クーパーのかっこ良さとの相乗効果で、その魅力倍増です!(^皿^)/。
そう言えば、ブラッドリー・クーパーの出世作である「ハングオーバー」では、誰が彼の吹き替えをやってるのだろうか?....そちらも気になるところです。
   

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