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モザイクが過剰すぎやしないか!? [辛口コメント]

埼玉県・飯能市の山中で100体近い動物の死骸が見つかった事件。
そのほとんどが犬であったことから、亡くなったペットを引き取った葬儀業者が不法投棄したものではないか?との疑いが持たれている(後に元町議という葬儀業者の男が逮捕された)。
 
それにしても、このニュースを取り上げる報道番組のどれもが現場写真に大量のモザイク処理をかけて放送していたのには、少々違和感を感じてしまった。確かに、その凄惨な現場は見るに耐えないような光景だったのだろう。白骨化したものや、一部腐ったもの、あるいは比較的新しい死骸などは、見ていて決して楽しいものではない。ペットを実際に飼われている人なら、尚更顔を背けたくなるような光景だろう。
 
しかしながら、この悲惨な実情を伝えるのならば、そういう目を背けたくなるような部分も隠したりせずにきちんと映し出して報道すべきだ。そこに廃棄されているのは、決して“ぬいぐるみ”などではなく、かつてちゃんと“生きていた生物”だったのだから。そういう負の部分もきちんと報道することで見えてくる真実もあるはずだ。
そもそも、真実を知るのに痛みは付きもの。悲惨な現実に目を背けて単に「可哀想だね」と思うだけでは、この問題の抱える本質には決して到達出来ないだろう。
まるで汚いものに蓋をするような過剰なモザイク処理は、真実にフィルターをかけてごまかしているように思えてならない。公共の放送なのである種の配慮はもちろん必要だとは思うが、一方であるがままをあるがままに映し出すことを恐れていては、真の意味での報道とは言えないだろう。
 
そもそも動物の死骸は汚いものなのか? . . . それは断固違う!とオイラは言いたい。
 
 
     『他の動物にもっと敬意を払え、人間ども!』
     犬、訴える.jpg
     ペットを擬人化する人も嫌だが、器物扱いする連中は、もっと嫌だ 
 
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