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『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』を見て考えた、ある素朴な疑問 [映画鑑賞]

超大作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』を鑑賞してきました。
マーベル・シネマティック・ユニバース10周年の集大成とも言える記念碑的本作。
数多くのヒーローたちが結集し、銀河の支配を目論むサノスに挑む物語です。
監督は『キャプテン・アメリカ』シリーズでメガホンを取った、今最も信頼できる男たち!アンソニー&ジョー・ルッソ監督が登板。その手腕は相変わらずで、アクションとドラマ双方の描き方のバランス感覚が本当に絶妙、大いに楽しめた2時間でした。
 
オープニングからサノスとハルクのどつきあいを披露するサービス精神が嬉しい本作。
その後、衝撃的なロキの悲劇を描きつつ舞台は地球へと移動。アイアンマンとDr.ストレンジが初対面(ホームズ同士の初共演でもある!)を果たしたところに、サノスの部下であるブラックオーダーが地球を急襲!、再びN.Y.を舞台に激しい戦いが始まります。そこにスパイダーマンが参戦、迫力あるバトルが展開します(スパイダーマンが相変わらずお喋りなのが嬉しい....笑)。
その一方でガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの面々が登場、漂流中だった瀕死のソーを救出します。ジェームズ・ガン監督の作風をしっかりと受けついでユーモア描写の演出に抜かりがないアンソニー&ジョー・ルッソ監督。この辺りに職人肌の演出が伺えます。
そして満を辞して登場するキャプテン・アメリカ。これまでのシリーズを監督してきただけあって、抜群のタイミングで登場する憎い演出に思わず歓喜。暗闇の中から登場する髭面のキャップが、本当にかっこいい!。ブラック・ウィドウとファルコンを従えて戦うその雄姿には、本当にシビレました。
そして圧巻なのが雷神ソー。シリーズ史上一番かっこいいソーだと思ったのは私だけでしょうか?。オープニングのどん底から見事復活してロケットとグルートを従えてついに地球に降り立った時のソーの格好良さと来たら!....今作のソーは影の主役と言ってもいいかもしれません。
 
アイアンマンやスパイダーマンの新スーツ、更には新ハルクバスターなどガジェット面の描き方にも抜かり無し!。加えて帝王サノスに使える四天王ブラックオーダーの面々も悪役として非常に魅力的なキャラクターとなっており、こちらもお見事。「ウィンターソルジャー」や「シビル・ウォー」で既にその演出力は折り紙つきのアンソニー&ジョー・ルッソでしたが、今回もさすがの演出力に魅了された2時間でした。正直「あれ!?、これで終わりなの??」という驚きは否めませんでしたが、どうやらこれは「アベンジャーズ4」に向けての布石だったらしく、全ての問題を回収し解決するのは続編である「4」で描かれるみたいです。
「アベンジャーズって、三部作じゃなかったのかよッ!!」
....と三村マサカズ的ツッコミを入れつつも、まだまだ続くマーベル・シネマティック・ユニバースに嬉しさを感じてしまうオイラなのでありました。インフニティ・ストーンの力によって消滅してしまったヒーローたちは、果たしてどうなってしまうのでしょうか?、今後の展開からまだまだ目が離せません!。
 
 
 
さて、実は本編を見終わってちょっと気になったことがあったのであります。
それが以下の3点です〜
 
 【疑問その1〜サノス自身が消滅する可能性について】
 
宇宙を司る6つの神秘の石、インフィニティ・ストーン。
全ての石が揃えば、あらゆることが可能になり、サノスはその力を行使して宇宙に存在する全ての人口を半分にしようと目論んでいます(理由は宇宙の均衡を保つため)。人口を半分にしたからといって宇宙の均衡が保たれるの?という疑問もありますが、それよりも気になった疑問....それはサノス自身が消滅してしまう可能性はなかったのか?....という事です。何しろ確率は1/2な訳ですから、当然サノス自身も消滅してしまう可能性が非常に高かったと推察されますが....。 
「いやいや、自分はインフィニティ・ストーンの能力を使う側なので、例外ッス」
....というのは、ちょっとルール的にズルいような気がします。
宇宙を司る神秘の石にそういう不公平があってはいけません。
何よりサノス自身が「富裕層、貧困層分け隔てなく、公平に半分にする」と言ってた訳で、当然サノス自身にも消滅する可能性がなきゃ整合性が取れないですよね。もっとも確固たる信念(というか狂気)で行動していたサノスの事なので、例え自身が消滅する可能性があったとしても、躊躇なく指をパッチン!と鳴らしたと思うんですけどね。出来れば、そのあたりに関して本編で言及して欲しかったです。四天王のブラックオーダーに関しても、例え自分たちが消滅する可能性があったとしても、それでもサノスに仕えるという姿を見せれば、狂信的な側面をより強調出来たのではないでしょうか?
それにしても、宣伝コピーで「ガチ、全滅!」とか言っていたので、「またまた〜」とタカを括っていたら本当に全滅(正確には半滅!)してしまうとは....
 
さて、この後6個のインフィニティ・ストーンはどうなってしまうのでしょうか?
やっぱりドラゴンボールみたいに、願いを叶えた後は再び宇宙で散り散りになってしまうのかな?....こりゃ再び回収するのが大変だッ!
とりあえず、タイムストーンを手に入れて、それからDr.ストレンジのどこでもドア能力を使って残りの石を回収しまくる....って考えたけど、肝心のDr.ストレンジ自身が消えちゃったので無理か(汗)。
本当にこの後の展開は一体どうなってしまうのでしょうか???
 
 
【疑問その2〜アントマンの時間軸はいつの話?】
インフィニティー・ウォーの衝撃が冷めやまぬ中、公開される事になるアントマンの続編「アントマン&ワスプ」。果たして、この作品のユニバース内に於ける時間軸はいつなのでしょうか?。当然の事ながら、地球の人口が半分になってしまった後の物語だとは考えにくいです。という事は、当然それ以前の物語ということになります。トニー・スタークたちがサノスと戦いを繰り広げていたその一方でアントマンは....みたいな時系列なのでしょうか?、大いに気になります。エンディングでインフィニティ・ウォーの影響が描かれたりするのでしょうか?
実はこのアントマンが今後のユニバースの展開に大きな影響を与えると噂されています。
果たして、小さきヒーロー・アントマンがキーパーソンとなるのでしょうか?。
「アントマン&ワスプ」の公開を楽しみに待ちたいと思います。
 
【疑問その3〜スパイダーマンの新シリーズは???】
消滅するスパイダーマンを見ながら、スクリーンに向かって「おいおい、スパイダーマンの新シリーズはどうなっちゃうのよぉ〜!!」と心の中で叫んだオイラなのでありました。「シビルウォー」でマーベル・シネマティック・ユニバースに電撃参戦し、その後の「ホームカミング」で見事にシリーズ復活を果たしたスパイダーマン(アメージングの黒歴史は忘れよう!)。主演のトム・ホランドが素晴らしかったので、是非続編を見たいし、当然製作サイドも作る気満々だとは思いますが、いかんせん今回の一件が解決しないことには、シリーズ続編は出来ないですよね。一番の懸念は早く撮影しないとトム・ホランドがどんどん大人になってしまうって事です。マイケル・J・フォックスみたいな例もありますけど、出来ればトム・ホランドが若い内に続編を作って頂きたいッ!。そして、続編には是非グリーン・ゴブリンを出して頂きたいです。「ホームカミング」のエンディングでは悪役スコーピオンの登場を匂わせていましたが、やっぱりグリーン・ゴブリンを見たいですね。
 
 
映画本編はしっかりと楽しみつつも、今後のドラマ展開が気になって気になって仕方がない『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』でありました。
 
 
ハルク・スマッシュ....不発!?
ハルク.jpg 
いやー、予告編にすっかり騙されてしまいました(苦笑)
予告編でキャップを先頭に敵へと向かって走りだすヒーロー達の中にハルクの姿も描かれていたので、当然クライマックスのワカンダでの戦いに於いてもハルクが大暴れすると思っていたら....まさかの未登場!(嘘だろ!?)。オイラの予想ではハルクバスターに乗り込んでいたブルース・バナー博士が無数のアウトライダー軍団に襲われて危機一髪になったところで遂にハルクに変身!、ハルクバスターを突き破ってハルクが颯爽とかっこよく登場する!と踏んでいたんですが、まさかの未登場にちょっとがっかりしたのでありました。
「アベンジャーズ4」では、ハルクのより激しい活躍を期待したところであります♪
次回こそ、必ずやハルク・スマッシュをお願いしますッ!!!
 

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