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ぶらり福島ひとり旅〜『寺田克也ココ12年展』鑑賞記《ライブドローイング・9日編》 [ひとりごと]

【前回までのあらすじ】
開催中の回顧展『寺田克也ココ12年展』を鑑賞するため、福島県へと向かった堀越ヨッシー
だが、タクシー代をケチったことで、思わぬ遅れをとることに....
すでにライブドローイングのイベントは始まっている....会場へと急げ!!
 
 
会場最寄りの三春駅より、歩きに歩いてようやく
「空想とアートのミュージアム さくら遊学舍」へと到着しました。 
RIMG0272.JPG 
 
早速、会場内へと入ると、そこに寺田克也先生直筆の手描き看板がお出迎え♪ 
チケットは、こちら♪
RIMG0202.JPG
 
こうした遊び心が、いかにも寺田克也先生らしい(^皿^)♪
....っと、ニヤニヤしてる場合ではないッ!
急いでライブドローイング会場に向かわなければ!!
 
受付で入場券を購入し、なにはともあれ急いでライブドローイング会場へと向かいます。
 
RIMG0194.JPG
 
イベント会場内へと入ると、そこは寺田克也ファンで満杯でした♪
そして、その人並みの向こうに、我らがラクガキング・寺田克也先生が....!
 
ラクガキの神様、降臨!! 
RIMG0200.JPG
 
『寺田克也先生、新年明けましておめでとうございます!』
...と、まずは心の中で新年のご挨拶♪ 
お隣には、今回のトークゲストである漫画家・内藤泰弘先生がいらっしゃいました。
「トライガン」が有名な内藤泰弘先生ですが、実はお顔を拝見するのは今回が初めてです。
今回のライブドローイングは、ゲストの方々とトークを繰り広げながら、作品を描いていくという形がとられていました。初日で線画を仕上げて、2日目に着色する予定だそうです。
オイラが到着した時点で、すでに線画はかなりところまで仕上がっていました。
これを見るために東京からわざわざ福島県までやってきたのに、出遅れるとは...不覚ッ!
 
今回のライブドローイングは、全てデジタル作業による制作でした。
寺田克也先生がデジタル機器によって描く絵を、プロジェクターによってスクリーンに映し出し、それを会場内で鑑賞するというスタイルがとられていました。
「いったい、どんな感じで絵を描かれているんだろう?」
...と、寺田克也先生の手元に注目すると、その手にはタブレットが握られていました。
そして、驚いたことに....寺田克也先生、ひとさし指で絵を描いています!
 
タブレットの液晶画面にタッチしながら、ひとさし指で絵を描いて行く寺田克也先生
寺田先生&内藤先生.jpg 
 
てっきりペンタブレットによるイラスト制作だと思っていたので、この手法には正直かなり驚かされました。あとに控えているサイン会のために、指が疲れない方法をとられているのかな?と、勝手に想像していましたが、なんでも使用されているタブレットで使えるペンが発売されていないそうで、仕方なく指で描いているとのことでした。まるで、砂浜に絵を描くが如く、ひとさし指ですらすらとイラスト制作を進めていく寺田克也先生....さすが、ラクガキング!です。
 
コレを“ひとさし指”だけで描くなんて....驚愕! 
RIMG0230.JPG
 
イラストは〈女性・機械・動植物〉が奇妙に融合した寺田ワールド炸裂の作品です。
犬の頭部を描きながら、子供の頃に飼ってた犬の話をユーモアを交えながら話す寺田克也先生。更に内藤泰弘先生が作品を見ながら「犬の首をはねた女性が、誤って自分の腕までカットしてしまった絵?」と冗談を言うと、すかさず寺田克也先生も「じゃあ、そういうことにしましょう♪」息の合った応酬。お二人の和気あいあいとしたトークのやりとりに、会場は和やかムードに包まれていました。
 
そうこうしている内に、あっという間にライブドローイングのイベントは終了。
滅多に見ることが出来ない寺田克也先生のイラスト制作過程を、わずかな時間ではありましたが、生で鑑賞することが出来て感激いっぱいのひと時でありました。
ここでいったん休憩に入り、いよいよファンが待ちかねたサイン会が始まります。
 
実はこのサイン会が始まる前に、ちょっと感動的な出来事があったので、僭越ながらここにご報告させて頂きます。
ライブドローイングのイベントが終了し、いったん休憩へと入られた寺田克也先生。
自分を含めてファンの方々は運営スタッフの指示に従い、列を作って寺田克也先生の到着を待つことになりました。その列はライブドローイングの会場内から外の廊下へと伸びていました。そこへ休憩から戻って来られた寺田克也先生は、その様子を見てスタッフの方にこう言われました。
廊下で待つのは寒いから、(暖房が入っている)会場内で待ってもらって下さい
寺田克也先生からの指摘を受け、運営スタッフの方々は会場外の廊下で待っていたファンの方々を急遽会場内へと誘導、サインを待つ全員が温かい会場内で待つことが出来たのでありました。
この様子を傍で見ていたオイラは、猛烈に感動したのであります。
サイン会場.jpg
 
サイン会などのイベントで、一度でも寺田克也先生に接したことがある方はすでにご存知かもしれませんが、先生はファンの方々にとても丁寧に接されます。今や海外にまで活躍の場を広げるほどの巨匠的地位を確立されたにも関わらず、全然偉ぶった感じがないのです。
そのお姿はとてもフレンドリーで紳士的、そして謙虚です。オイラはもちろん寺田克也先生のイラストを見てファンになった一人ですが、実際にイベントでお会いしてその人柄に触れ、ますます寺田克也先生自身のファンになったのです。
今回のファンの方々に対する接し方を見て、「ああ、オイラはやっぱり寺田克也先生のことが大好きだ!」と強く意識しました。
画集『DRAGON GIRL & MONKEY KING』の中で、編集を手がけたカール・グスタフ・ホーン氏も序文でこう言っています〜
 
『寺田克也は誰よりも熱心に働き、誰よりも才能があり、誰よりもいい奴である』
 
今回のライブドローイング・イベントは、寺田克也先生の超絶イラストテクニックを垣間見られただけでなく、先生の温かい人柄までも垣間見られることが出来て、本当に幸せな数時間でした。 
そして、奇しくも翌日の桂正和先生とのトークで、寺田克也先生の魅力でもある“謙虚さ”について語られる場面があったのですが、それはまた改めて。
 
イベント会場で購入したTシャツと、サインをしていただいた画集♪ 
RIMG0218.JPG
ありがとうございました!(^皿^)/
 
 
さて、ここから再び徒歩で三春駅まで向かいます。
 
あー、誰ひとり歩いてないよ〜...
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夕日を背中に受けながら、トボトボと帰路に着くオイラ。
結局1時間15分かかって、ようやく最寄りの三春駅へ到着しました。
ここからいったん郡山駅まで戻り、今夜の宿へと向かいます。
今回、お世話になったのは、郡山駅近くのビジネスホテル、郡山ワシントンホテルです。
(....あ!、写真撮り忘れてた!!)
郡山駅正面のアーケード街を抜けたすぐのところにあり、隣にはコンビニのセブンイレブンがあるという、とってもナイスなホテルでした♪
ホテルに着いたら、早速シャワーを浴びてひと息(は〜、極楽極楽♪)。
その後、コンビニの弁当で夕食。有料テレビで「エクスペンタブル3」(もちろん日本語吹き替え版♪)を鑑賞しながら、英気を養うのでありました。
翌日のライブドローイング2日目も楽しみです♪
 
【〜次回につづく】
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