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作曲家ジェームズ・ホーナー氏に、哀悼の意を捧ぐ [ひとりごと]

ジェームズ・ホーナー師匠との出会いは、映画『コマンドー』(1985)でしたね。
当時、思春期だったオイラはマッチョなアーノルド・シュワルツェネッガーに対して、
強い憧れを抱くと同時に、師匠の奏でる音楽の素晴らしさの虜となりました。
 
師匠と言えば、やっぱり“尺八風”音色と金属音!ですよね!
出世作『48時間』(1982)を皮切りに、『エイリアン2』(1986)や『レッド・ブル』(1988)、『パトリオット・ゲーム』(1992)、『今そこにある危機』(1994)など、男臭さ漂う映画の音楽と言えば、=ジェームズ・ホーナー師匠!というぐらい代名詞でした。
 
ファンタジー映画の秀作『ウィロー』(1988)では、そうした師匠独特の音作りに加え、
そこに荘厳さが加わることで、ファンタジー世界の壮大な世界に色を添えました。
主人公たちが悪の追手から逃れる序盤の馬車チェイスの場面で流れる音楽は、
今聴いても本当に素晴らしい出来でエキサイティングです。
 
クラシックヒーロー活劇『ロケッティア』(1991)のオープニングは、
さわやかなメロディで始まりながら、徐々に盛り上がっていく音作りが最高!で、
今も時折サントラを引っ張りだして聴いています。
 
その一方で、『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)では、しっとりとした大人の音楽を披露。ケヴィン・コスナーとジェームズ・アール・ジョーンズが深夜車を走らせながら語る場面で流れるピアノ・ソロ曲は本当に美しく、心に染みました。
 
『不法侵入』(1992)や『スニーカーズ』(1992)、『ペリカン文書』(1993)では、
ミステリー作品を手がけ、また、『ミクロ・キッズ』(1989)や『ジュマンジ』(1995)、『キャスパー』(1995)といったコメディ作品も手がけるなど、その引き出しの多さには圧倒されました。
 
やがて、大作『ブレイブ・ハート』(1995)を経て、誰もが知っている大ヒット映画『タイタニック』(1997)を手がけます。『タイタニック』のおかげで、ジェームズ・ホーナー師匠の名前を知らなくても、師匠の音楽は知っている!という日本人が一気に増えました。
 
『タイタニック』以降も、たくさんの作品を手がけられてきたジェームズ・ホーナー師匠。
近作『アメイジング・スパイダーマン』(2012)は、作品的には駄作だったものの、師匠の手がけた音楽はその作品の出来に反比例するかのような素晴らしい出来でした。
 
 
そんな大好きだったジェームズ・ホーナー師匠が、急に天国へと旅立ってしまいました。
享年61歳....不慮の事故だったとは言え、あまりにも早すぎる死....
作曲家として、これからが円熟味を増して、その音楽にも深みが出てくるところだったのにと思うと、悔やんでも悔やみきれません。残念な思いでいっぱいです。
いち映画ファンとして、師匠の音楽をもっと聴きかった!
師匠の奏でる素晴らしい音楽にもっともっと出会いたかった!
 
敬愛して止まないジェームズ・ホーナー師匠、
これまで素晴らしい映画音楽の数々、本当にありがとう!
オイラはこれからも変わらず、あなたのファンであり続けます
 
 
  師匠のご冥福を、心よりお祈り申し上げます(合掌)
  RIMG0106.JPG

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