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『ネブラスカ』経由〜『アメリカン・ハッスル』行き [映画鑑賞]

2014年3月1日〜映画の日
久しぶりに、映画をハシゴしました(^皿^)>
鑑賞した作品は、『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』のアレクサンダー・ペイン監督最新作『ネブラスカ〜ふたつの心をつなぐ旅』と、『ザ・ファイター』『世界にひとつのプレイブック』のデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アメリカン・ハッスル』です。
 
鑑賞した映画館は、新宿武蔵野館。シネコンじゃない映画館もまた久しぶりです。
当初は『ネブラスカ』のみを鑑賞予定だったのですが、タイムテーブルがうまい具合に続いていたので、思い切って面白いと前評判の高い『アメリカン・ハッスル』も続けて鑑賞することにしました。
結論から言うと、どちらも見て良かったです♪。
『ネブラスカ』は、いかにもアレクサンダー・ペイン監督らしい作品。
ロードムービーだった『サイドウェイ』と家族再生を描いた『ファミリー・ツリー』とを足して2で割って、更に渋みと苦みと侘びと寂びが絶妙にブレンドされたような作品でした。
(....って自分で言ってて、なんだかよくわからん)
「アレクサンダー・ペイン監督、ここに極まれり!」といったとにかく渋い趣きの作品で、我ながらオイラもペイン師匠の作品の味わいが理解出来る歳になったのかと、老いをしみじみ感じた次第です。
 
一方、『アメリカン・ハッスル』もユニークな作品で大いに楽しみました。
最初、出演者のスチール写真を見た時、「こりゃ、何かのコントか!?」と感じましたが、蓋を開けてみれば、実力派の俳優陣による白熱の演技合戦がものすごく見応えのある作品でした。中でもエイミー・アダムスの演技は素晴らしかったなあ。『マン・オブ・スティール』の時は冴えない地味な女優だと思っていたけれど、この作品を見てオイラの中でかなり評価が変わりました。ごめんね、エイミー(^皿^;)。それから何と言ってもデ・ニーロですよ、デ・ニーロ!。ほんのちょっとしか出ないチョイ役なのに、凄みのある演技を見せるデ・ニーロ師匠。最近変な作品に出てばかりのデ・ニーロでしたが、この作品で老いても尚健在!なところを見せられて、ちょっと嬉しかったです♪。
 
 
『ネブラスカ〜ふたつの心をつなぐ旅』『アメリカン・ハッスル』それぞれ個々の鑑賞記事は、また改めて記事にしたいと思っています(....と言いつつ、最近映画鑑賞記事はサボりぎみなので、実現するかどうかは現在不透明)。
 
それにしても、シネコンじゃない映画館も久しぶりで、そちらもちょっと新鮮でした。
シネコンだと座席は指定席ですが、新宿武蔵野館では全席自由席。入場チケットを購入すると、その場で整理券が配布され、整理券に印字された数字順にシアター内へと入場するというシステムがとられていました。もともと小さい劇場である上に、当日は映画の日ということもあって場内は満席、立ち見客も出るほどでした。
昔ながらの映画館と言えば、お馴染“座席問題”がありますよね。
自分の前の席に背の高い人が座ったりすると、字幕が読めないという例の惨劇(^皿^)。
比較的新しい作りのシネコンでは前の座席の方の影響を受けることはまずありませんが、昔ながらの映画館はそこまで計算して座席が配置されていないので、こうした惨劇が時として起こります。実際、オイラは今回『ネブラスカ』を見ていて、この惨劇に遭遇いたしました(笑)。オイラの前に座ってた人、そんなに長身の方でもなかったんですが、座席にきっちりと座られてたせいか、頭が半分以上座席からはみ出ていて、その後方に座っていたオイラは、字幕を読むのにとても難儀しました。かくいうオイラも身長176センチなので自分の後方に座る方に気を使ってかなり深く座っていたため、字幕の読み辛さは倍増するばかり。そのせいで字幕を読もうとしてしょっちゅう頭を左右にふっていたオイラに対し、後ろの方は結構うっとうしく感じられたかもしれません。
ごめんなさいね、オイラの後ろに座ってた方(^皿^;)>。
 
ところで、この日はあいにくの雨模様。
でも、新宿武蔵野館の座席の背もたれ後部には、傘をさせるようになっている部分があり、これにはすごく助かりました。雨の日に映画館へ行くと、意外に傘の置き場って困るんですよね。でも、差し込む穴が狭すぎて、キツキツだったのがやや難有り。もう少し大きくてもいいかな?と感じましたぞ。
 
という訳で、久しぶりにシネコンじゃない映画館での映画ハシゴを満喫した映画の日。
純粋に映画を楽しむだけならシネコンの方が断然いいのでしょうけど、映画館という雰囲気を味わいたいのなら、昔ながらの映画館の方が味わい深くていいですね(^U^)。
とは言え、4時間座り続けての映画鑑賞は....
腰へのダメージが、ハンパじゃないッス!(^皿^;)
 
 

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コメント 2

non_0101

こんにちは。
『ネブラスカ』は映像も物語も派手ではないのにじっくりと心に沁みる作品でしたね。
あっ、でもそんなに見辛かったのですか!残念でしたね(T_T)

『アメリカン・ハッスル』はアカデミー賞ノミネートも分かるなあと思うような作品でした。
あの演技の応酬と存在感には圧倒されてしまいました☆
by non_0101 (2014-03-15 18:24) 

堀越ヨッシー

non_0101さん、こんにちは。
『ネブラスカ』はブルース・ダーンの演技がナチュラルすぎて、一瞬ドキュメンタリーを見ている錯覚に陥りました(^皿^)。前作『ファミリー・ツリー』といい、あとからジワジワくるアレクサンダー・ペイン監督の作風が大好きです♪。
 
『アメリカン・ハッスル』もすごく見応えのあるドラマでした。
前作『〜プレイブック』をまだ見ていないので、そちらもすごく見たくなりました。
by 堀越ヨッシー (2014-03-15 20:53) 

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