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新宿バルト9で映画鑑賞前に流れる奇妙なPV映像についての件 [辛口コメント]

皆さんは、最近新宿バルト9で映画をご覧になられましたか?。
オイラは先日、久しぶりに新宿バルト9で映画を見たのですよ。
鑑賞した作品は「ホビット 思いがけない冒険」。
映画に関する記事は後日改めて書くつもりでいますが、
その前にその時体験した出来事を今回は記事にしたいと思います。
 
映画が上映される前に流れる映像ってのがありますよね?。
通常は公開予定である作品の予告編であったり、テレビで流れているような企業CMであったりします。最近は劇場でのマナー向上を訴えるものや、海賊版防止を訴えるカメラ人間が踊るヤツとかもすっかりお馴染みとなりました。
で、先日新宿バルト9にて映画を鑑賞しようとしたら、
そういった映像の中に交じって、なんだか奇妙なPV映像が流れたのです。
 
 
主人公は若いひとりの男性。その男性が神妙な面持ちの状態でそのPV映像はスタートします。男性がいる場所はなんだか見覚えのある場所です。その場所とは?....そう新宿バルト9劇場内そのもの。そこに白いワンピースドレスの若い女性が登場し、ピアノを弾きながら切ないバラード曲を歌い始めます。歌は「♪私をバルトに連れていって〜」という歌詞で始まり、その歌をきっかけに男性の回想シーンへと突入します。
 
主人公の若い男性はどうやら新宿バルト9で働く従業員のようです。
同僚の若い女性(冒頭の場面で歌を披露していた女性と同一人物)に好意を持っており、女性もまたそれは同じのようです。若い男女が互いに好意を持っているとなれば、その流れは必然的にデートということになります。その男女もデートの定番である映画鑑賞へと出掛けます。やってきたのはもちろん、新宿バルト9。職場恋愛を隠すこともなく、堂々と自分達の職場へと映画鑑賞にやってきたその男女。とても勇気のある二人です(苦笑)。
 
ですが、そんな回想シーンから戻った男性の顔に笑顔はありません。
どうやら幸せだった二人の時間は終わりを迎えてしまった様子。ため息をつき、落ち込んでいる男性が仕事を終えて帰路につこうとしていたまさにその時、その女性が姿を現します。二人は互いに見つめ合い、ひとつのことを確認しあいます。そう、それは「お互いが相手を必要としている」ということ。互いの愛を確認しあい、めでたく元のさやに戻った二人。PV映像はふたりがポップコーンを片手に映画を楽しむ場面で幕を閉じます。
(ポップコーンは散らかさないで!、あとの掃除が大変だから)。
あー、めでたし、めでたし♪
 
 
....さて、こうして数分間に及ぶ新宿バルト9のPV映像を、我々観客は半ば強制的に見させられることになるわけですが、これを見て私たちはどういった反応を示せば良いのでしょうか?。だって、このPV映像...意図が不明なんですもん!

いえいえ、意図は大体察しがついているんですよ。 
歌詞の「♪私をバルトに連れて行って〜」という内容から想像するに、恐らく「新宿の街にお越しの際、映画鑑賞は是非バルト9で。ピカデリーじゃなく、バルト9でお願いします!」という事を伝えたいのでしょう。でも、このPV映像....何か変だとは思いませんか?。だって、このPV映像で描かれているのは、実際に映画館に足を運ぼうという我々一般の観客などではなく、バルト9で働く従業員なのですよ。あくまでも主役はバルト9の従業員なんです。
 
余談ですが、東京ディズニーリゾートのCMをご覧になったことがありますか?。
全編アニメーションで構成されたCMで、ディズニーランドを訪れる小さな女の子がその成長とともにディズニーランドを楽しむ様子が描かれます。やがて大人になって結婚し、子供も生まれ、歳をとっていくその女性。そのそばにはいつもディズニーランドがある....そういったPV映像です。
これが、いわゆる正しいコマーシャルの典型的形です。あくまでも主役は施設を訪れるお客さんであり、決して従業員などではありません。施設を楽しむお客さんの映像を見せて、「さあ、あなたも同じように楽しい思い出を作りに来ませんか?」というのが、正しいCMのはずです。でも、今回の新宿バルト9のPV映像で描かれるのは、そこで働く従業員。一般のお客さんは蚊帳の外です。従業員の恋愛模様を見せられて「よし、我々も新宿バルト9に映画を観に行こう!」という気持ちになるでしょうか?。
 
 
それとも、何か別の目的で作られたPV映像なのでしょうか?。例えば....
あなたも、新宿バルト9で一緒に働きませんか?。バルト9では従業員同士の恋愛を強く推奨しています。正社員、パート、アルバイトに関わらず、好意を抱いた異性、もしくは同性がいたら、どんどんデートして下さい。その際は是非映画デートを楽しんで下さい。バルト9で映画鑑賞すると、従業員割引制度が適用出来ますよ
....といった社員勧誘のPV映像だったのでしょうか?。
社内恋愛を推奨する会社、羨ましくて仕方がありません。願わくばオイラも就職したいです。
でも、それこそ我々一般の観客には関係のない話ですよね。そんな映像を映画本編鑑賞前にバラード一曲分丸ごと数分間見せられることになる我々観客。オイラはこのPV映像を見ながら、なんだかモヤモヤしたものをずっと感じていたのでありました。
 
 
一応、誤解のないように言っておきますが、オイラは新宿バルト9という劇場は結構お気に入りなのですよ。新宿で映画を見る時はよく利用しています。
劇場をPRするためにPV映像を作るのもアリだとは思います。
でも、そうした部分にお金をかける前に、まずは従業員教育を徹底して欲しいと感じる時があります。オイラは鑑賞前にプログラムを買う派なのですが、まあ新宿バルト9のグッズ売り場にいる従業員のそっけない態度といったらありません。もちろん、すべての方がそうした無愛想な人ばかりだというつもりは毛頭ありませんが、ただオイラはそうした人にブチあたるケースが結構多いのです。こちらとしてはこれから楽しみにしていた映画を見るためにワクワクした気分でいるのに、プログラムを手渡す従業員は笑顔もなく、お客さんと目を合わせることもない。そうした従業員で出会うと、映画を見る前に嫌な気分にさせられます。まあ、必要以上に明るい笑顔をふりまかれるのも嫌ですけど、普通にお客さんの目をみて商品を手渡すことぐらいは最低限して欲しい。サービス業の本質を理解していない従業員にあたると、映画を見る前から本当に萎えてしまいます。
 
 
昔は映画館にもホテルのような支配人がいたと記憶しています。
今はそうした存在の方はいないのでしょうか?。新宿バルト9にもそうした営業を総括する方がいるとは思いますが、そうした方は一度お忍びで現場の従業員の接客態度を観察して欲しいですね。
我々映画ファンは単に映画を見るためだけに映画館を訪れる訳でありません。ほんの数時間、浮き世という現実世界を忘れて、映画の世界に浸るために劇場を訪れるのです。映画館はそうした空間を提供するサービス施設のはず。オイラはピカデリー派ではなく、バルト派なので、新宿バルト9には従業員のサービス向上も含めて頑張って欲しいと願います。別に特別なことをしなくてもいいんです。普通に笑顔で接してくれたら、それで充分なのです。
 
      
      頑張れ、新宿バルト9!(^U^)/
      RIMG1811.JPG
  

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