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稲垣吾郎は、わかっていない〜「猿の惑星:創世記」に関する件 [辛口コメント]

テレビ朝日「SmaSTATION!!」内の映画紹介コーナー「月イチゴロー」の中で、SMAPの稲垣吾郎が「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」に関して、次のような主旨のコメントをしていた。
 
「猿に演技をさせすぎ。あそこまで人間的な演技をさせられると、見ているこちらは逆に引いてしまう。もっと動物然とした演技の方が、見ている側が色々想像出来て良いと思う」
 
 
 
稲垣吾郎は、作品をまったく理解していない。
シーザーの表情が人間並に豊かなのは、何もデジタルCG技術の凄さを誇示している訳ではない。シーザーが人間的なしぐさを見せるのは、彼の知性の高さを象徴したものなのだ。
 
映画では、撮影用にアニマルトレーナーによって訓練された動物が使用されることがよくある。これまでも賢い動物が出てくる映画には、そういった類いのいわゆる“動物俳優”たちが出演してきた。
だが、今作のシーザーは単に賢いだけの動物ではない。高い知能はもちろんのこと、そこに高貴な哲学的思想さえも持ち合わせた究極のチンパンジーなのだ。そんな彼が人類という存在に対して、悲観し絶望し、やがては反旗を翻す....そういった複雑なキャラクターを生身の動物に演じさせるのは無理というもの。だからこそ、今作では本物の動物ではなくCGモデルが多用されている。しかも、これまでCGアニメーターがつけていた演技を、実際には生身の俳優が演じている(アンディ・サーキス最高!)からこそ、シーザーの表情やしぐさはより人間臭いものとなっているのだ。
 
確かに、稲垣吾郎の言う通り、シーザーの演技はやや人間臭すぎるのかもしれない。
例えば、産まれたばかりのシーザーなどは可愛らしさを強調しすぎてて、オイラもCGモデルではなく本物を使った方がよりリアルだと感じた。
しかし、成長したシーザーの演技が過剰だという指摘は、明らかに間違いである。
人間並の知能を持った猿が、人間同様の表情をして何がおかしい?。
人類に対して不信を抱くシーザーの流し目、実に最高じゃないか!。
稲垣吾郎の指摘は、作品内でシーザーを虐待する飼育員と同じくらい、愚かで間違っていると言わざるを得ない。
 
....ま、オイラもまだ未見なので、あんまり偉そうなことは言えないけどね[あせあせ(飛び散る汗)]
という訳で、猿好きのオイラは一刻も早く「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を見たいのであった。
公開は10月7日(金)!(^皿^)/。 
 
 
     「ゴロー、私と演技対決してみるかね?.」 byシーザー
      シーザー.jpg
   
ところで、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」のジャパン・プレミアに、なでしこジャパンの澤穂希選手が招待されたそうだ。その理由は「シーザーが成長する姿と、なでしこジャパンをリーダーとしてひっぱってきた澤選手を重ねあわせた」...んだとか。
 
....それって、本当か!?
 
なんだか別の“悪意ある”意図を、オイラは感じたぞ。
てっきりオイラは澤選手の顔が....(以下自粛)
  

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姿 洋章

私が他人の意見に流されてしまった自分に負があると思っていましたが同意する方がいた事に感謝いたします。本編も想像以上に面白い作品でした。
by 姿 洋章 (2011-10-09 07:38) 

堀越ヨッシー

姿洋章さん、はじめまして。
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
オイラも早速本編を観てきましたが、予想以上に楽しめて大満足な内容でした♪。この面白さを理解出来ないゴローは、所詮その程度の人なのですね(^皿^)。
by 堀越ヨッシー (2011-10-11 23:09) 

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