SSブログ

心が折れなかった高橋大輔選手と、ポッキリ折れた織田信成選手 [顔〜2010]

高橋大輔選手、銅メダル獲得本当におめでとう!
 
   高橋大輔.jpg 
    . . . 悪意とか悪気はないんですよ↑、念のため(^皿^)。
 
大けがを乗り越えての、メダル獲得は本当に素晴らしいですね!。
これこそスポーツの持つ、リアルでドラマチックな部分。
人々はそこに魅了されるのであります。
何より攻めの姿勢だったところに、好感が持てます。
スノーボード・ハーフパイプの國母和宏選手もそうでしたが、競技に対するチャレンジスピリッツは賞賛に値すると思います。何より大事なのは正にそれ!、メダル獲得という結果よりも、自身最高のパフォーマンスを限られた瞬間に出し切るという事。そこにこそ、真の意味での価値は存在するんだと思うな。
 
 
さてさて、織田信成選手である。
競技中にシューズの紐が切れるという珍しいアクシデントに見舞われた織田選手。聞けば、シューズの紐は前から切れていたらしいのだが、履き心地などの感覚が変わることを恐れてそのまま使用していたのだという。「気持ちはわかるけど、それはやっぱりダメじゃん!」....というツッコミはとりあえず置いといて、今回の件でオイラは彼に対して少しだけ好感がアップしました。それは競技後の彼のコメントでした。
「前の選手(金メダルのエバン・ライサチェック選手)に対する、会場の鳴り止まない歓声に、足がすくんでしまいました」
なるほど、それを踏まえて競技前の彼の表情を改めて見直してみると、確かに覇気が感じられません。オリンピックという大舞台を前に(言葉は悪いですけど)ビビってしまったのですね。シューズの紐が切れる前に、実はすでに勝負はついていたのです。
   
しかしながら、彼のそのあまりにも正直すぎるコメントに、オイラはちょっとだけ好感を持ってしまいました。人は普通、人前で弱音をさらけ出すことを嫌います。にも関わらず、そのことを素直に語る彼の姿を見ていて、この正直さが彼の魅力なのかな?とも思った訳です。人前でポロポロ泣く姿を見て、以前は情けないヤツだなーと思っていたオイラですけど、それも彼の素直さゆえの行動だと思えば、なんだかとても微笑ましい。なんだか無性に愛着が湧いてきました(^皿^)。
確かにあの大歓声の中で、冷静沈着に自身の演技をするということは、我々が考えている以上に大変な事なのでしょう。押しつぶされそうなプレッシャーの中で、残念ながら今回はその圧力に屈してしまった織田選手。しかし、見方を変えればそれはある意味段階を一歩進んだということ。恐怖を乗り越えてこそ成長がある!。その先に必ず希望の光は待っています。是非4年後のソチ大会では心身ともに強く成長した織田信成選手の姿を見てみたい!....そう思ったのでありました。
 
 
   「ぷっつりと切れた....シューズの紐も、緊張の糸も」
    織田信成.jpg
 
 
今回の件で織田選手のことがちょっとだけ好きになったので、敢えて苦言を呈したい。
シューズの紐が切れて競技が中断したあとも、最後まで演技をやりきったその姿勢は評価出来ます。しかしながら、その表情に笑みはなく最後まで曇っていたのはいかがなものか?。それでは喜劇王チャップリンに対してあまりに失礼だろう。彼ならどんな事があろうとも最後まで笑みを絶やさず演技をしたはずだ。
チャップリンを演じるのなら、上っ面をなぞるだけでは駄目だ。チャールズ・チャップリンは反骨の精神の持ち主だった。喜劇王チャールズ・チャップリンを本当に表現したいのなら、おどけた演技の裏にある彼の反骨精神をも演じなければ!。そういうバックグラウンドを理解出来てこそ、真の意味でチャップリンを演じられると思う。
さあ、今すぐ彼の伝記を読んで勉強しなさいッ!(^皿^)。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。