記憶に残る役者〜ヴィンセント・スキャヴェリ [顔〜2009]
映画を見ていて、強烈な印象を受けたり、なんだか妙に記憶に残ったりする俳優さんっていませんか?。あなたにとって、それはいったい何ていう映画の、どんな役者さんですか?。
オイラにとって、そんな役者さんのひとりがヴィンセント・スキャヴェリです。
ヴィンセント・スキャヴェリ
改めて聞くと、なんだか凄い名前ですね。
ヴィンセント・スキャヴェリ、ヴィンセント・スキャヴェリ、ヴィンセント・スキャヴェリ. . .
意味もなく3回繰り返して言ってみました(^皿^)。下唇を噛むのが大変です。
“ヴィンセント・スキャヴェリ”と聞いても、今イチピンと来ない人の方が多いかも知れませんね。でも、こう説明したらわかってもらえると思います. . .
映画「ゴースト〜ニューヨークの幻」に出てくる地下鉄ゴースト(SUBWAY GHOST)の人
最近惜しまれつつも病気のため急逝してしまったパトリック・スウェイジと、今とは違って“清純だった頃”のデミ・ムーアが共演して大ヒットした恋愛映画「ゴースト〜ニューヨークの幻」。オイラと同じ世代の方々にとっては今やすっかり懐かしさが漂う作品となりましたね。挿入歌として使用された曲♪アンチェインド・メロディは大ヒットし、主演の二人がロクロを回しながら演じるラブシーンは、とてもロマンチックでこちらも話題となりました。「タイタニック」でディカプリオとケイト・ウィンスレットが船の先端で両手をひろげるシーン同様、このロクロ回し場面もあらゆるところでパロディ化されてました。
そんな甘いムードが漂う映画の中で、唯一ひとりだけ異質な空気を漂わせていたのがヴィンセント・スキャヴェリ演じる地下鉄のゴーストでした。幽霊となってしまった主人公に、霊として物を動かすコツ(霊は基本的にこの世の物質には触れる事が出来ない)を教えてくれるヨーダのような幽霊さんです。
作品の中での初登場時のインパクトは今でも忘れられません。一般人に交じって電車内に座る顔色の悪いひとりの男。パトリック・スウェイジと目が合うなりいきなり近づいてきて「俺の縄張りに入って来るんじゃねえ!」と、鬼の形相で軟派なダーティ・ダンシング野郎を一喝するスキャヴェリ師匠!。その瞬間ビビるスウェイジと同様に、映画館にいた観客の半分以上がヴィンセント・スキャヴェリの迫力にチビったという(オイラ調べ)。
ハゲあがった頭髪に異常なまでに悪い顔色と鋭い目つき。その容姿はまるで“北の国”に200年くらい住み続けた結果妖怪と化した田中邦衛のようです。オイラは彼のような“目の下にクマがある”系の役者さんに何故だか弱い。ゲーリー・シニーズとか(^皿^)。結局、映画を見終わってオイラの印象に残った場面は、デミ・ムーアの流す美しい涙や恋人を救おうと東奔西走するパトリック・スウェイジ、コメディエンヌの才能を爆発させたウーピー・ゴールドバーグよりも、何より目を見開いて高笑いをするヴィンセント・スキャヴェリの姿でした 。
ヴィンセント・スキャヴェリ自身は「この顔のおかげで、配役されるのは病的なキャラクターばかりだ」との悩みもあったそうですが、逆にその個性的な顔のおかげで強烈な印象を与えることが出来る希有なタイプの役者さんでもありました。また役者の顔以外にも料理人としての顔もあったそうで、著作本もいくつか出していたそうです(ウィキペディア調べ)。
パトリック・スウェイジ同様、残念ながら彼もまた57歳という若さでこの世を去ってしまいました。映画ファンとしてはもっとたくさんの作品に出演して、その顔と演技で我々映画ファンをビビらせて. . . もとい感動させて欲しかったですね。
今や文字通り霊的な存在へとなってしまった怪優ヴィンセント・スキャヴェリ。地下鉄の電車に乗るたびに、思わずその姿を車内に探してしまう、そんなオイラなのであります。
「. . . あ〜、タバコが吸いてえ〜. . . 」
この頃のデミ・ムーアって、ホントに可愛いッ!(^皿^)
オイラにとって、そんな役者さんのひとりがヴィンセント・スキャヴェリです。
ヴィンセント・スキャヴェリ
改めて聞くと、なんだか凄い名前ですね。
ヴィンセント・スキャヴェリ、ヴィンセント・スキャヴェリ、ヴィンセント・スキャヴェリ. . .
意味もなく3回繰り返して言ってみました(^皿^)。下唇を噛むのが大変です。
“ヴィンセント・スキャヴェリ”と聞いても、今イチピンと来ない人の方が多いかも知れませんね。でも、こう説明したらわかってもらえると思います. . .
映画「ゴースト〜ニューヨークの幻」に出てくる地下鉄ゴースト(SUBWAY GHOST)の人
最近惜しまれつつも病気のため急逝してしまったパトリック・スウェイジと、今とは違って“清純だった頃”のデミ・ムーアが共演して大ヒットした恋愛映画「ゴースト〜ニューヨークの幻」。オイラと同じ世代の方々にとっては今やすっかり懐かしさが漂う作品となりましたね。挿入歌として使用された曲♪アンチェインド・メロディは大ヒットし、主演の二人がロクロを回しながら演じるラブシーンは、とてもロマンチックでこちらも話題となりました。「タイタニック」でディカプリオとケイト・ウィンスレットが船の先端で両手をひろげるシーン同様、このロクロ回し場面もあらゆるところでパロディ化されてました。
そんな甘いムードが漂う映画の中で、唯一ひとりだけ異質な空気を漂わせていたのがヴィンセント・スキャヴェリ演じる地下鉄のゴーストでした。幽霊となってしまった主人公に、霊として物を動かすコツ(霊は基本的にこの世の物質には触れる事が出来ない)を教えてくれるヨーダのような幽霊さんです。
作品の中での初登場時のインパクトは今でも忘れられません。一般人に交じって電車内に座る顔色の悪いひとりの男。パトリック・スウェイジと目が合うなりいきなり近づいてきて「俺の縄張りに入って来るんじゃねえ!」と、鬼の形相で軟派なダーティ・ダンシング野郎を一喝するスキャヴェリ師匠!。その瞬間ビビるスウェイジと同様に、映画館にいた観客の半分以上がヴィンセント・スキャヴェリの迫力にチビったという(オイラ調べ)。
ハゲあがった頭髪に異常なまでに悪い顔色と鋭い目つき。その容姿はまるで“北の国”に200年くらい住み続けた結果妖怪と化した田中邦衛のようです。オイラは彼のような“目の下にクマがある”系の役者さんに何故だか弱い。ゲーリー・シニーズとか(^皿^)。結局、映画を見終わってオイラの印象に残った場面は、デミ・ムーアの流す美しい涙や恋人を救おうと東奔西走するパトリック・スウェイジ、コメディエンヌの才能を爆発させたウーピー・ゴールドバーグよりも、何より目を見開いて高笑いをするヴィンセント・スキャヴェリの姿でした 。
ヴィンセント・スキャヴェリ自身は「この顔のおかげで、配役されるのは病的なキャラクターばかりだ」との悩みもあったそうですが、逆にその個性的な顔のおかげで強烈な印象を与えることが出来る希有なタイプの役者さんでもありました。また役者の顔以外にも料理人としての顔もあったそうで、著作本もいくつか出していたそうです(ウィキペディア調べ)。
パトリック・スウェイジ同様、残念ながら彼もまた57歳という若さでこの世を去ってしまいました。映画ファンとしてはもっとたくさんの作品に出演して、その顔と演技で我々映画ファンをビビらせて. . . もとい感動させて欲しかったですね。
今や文字通り霊的な存在へとなってしまった怪優ヴィンセント・スキャヴェリ。地下鉄の電車に乗るたびに、思わずその姿を車内に探してしまう、そんなオイラなのであります。
「. . . あ〜、タバコが吸いてえ〜. . . 」
ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: DVD
この頃のデミ・ムーアって、ホントに可愛いッ!(^皿^)
またシブイとこ来ましたね。彼の顔は一度見たら絶対に忘れられません。
何というか、失礼かもだけど天然の特殊メイクという感じ。
長生きして欲しかったですね。年をとったらいっそう迫力ある顔になってただろうな。
by dorothy (2009-10-24 18:10)
dorothyさん、こんにちは。
パトリック・スウェイジ死去に関連して、ここ最近「ゴースト」の映像を見かける機会も多かったのですが、やはり目がいくのはスキャヴェリ師匠の姿でした。そう言えば「バットマン・リターンズ」にも出てたなあ...と今更ながらしみじみ。
年をとったらもの凄く味わいのある顔立ちになってたと思われるだけに、そのあまりにも早い死は本当に残念です。
by 堀越ヨッシー (2009-10-25 08:50)
ビックリした、デジャブかと思っちゃったよ、ヨッシーさん。(笑)
ダーティ・ダンシング野郎っていうのが面白いですね。私も見たけど。
この役者さん、他の作品で見てないんですが、ちょっと興味が湧きました。
他の作品もぽつぽつ観てみようかな。(^^)
by うつぼ (2009-10-25 20:19)
うつぼさん、こんにちは。
ま、この記事を書こうと思ったきっかけは、うつぼさんのブログで見かけた写真だったのですけど。オイラも彼の出演作品をそれほど見てる訳じゃないですけど、すごく個性的な顔立ちは大好きです♪。
by 堀越ヨッシー (2009-10-27 09:05)