SSブログ

劇団青年座の舞台「少年山荘」を観劇する [舞台・コンサート]

昨年末に青年座の舞台「フユヒコ」をNHK教育で劇場中継しておりました。それをたまたま見ながら「やっぱ青年座の舞台はいいなあ...」なんて思ってたら、なんだか無性に生で見たい衝動に駆られまして。で、早速ホームページをチェックしてみたら、新年最初の作品にオイラの大好きな檀臣幸さんが出演されてるではありませんか!。
「これはグッドタイミング!、是非見に行かねば!」
...という訳で、久しぶりに劇団青年座の舞台を見て参りました。
 
   「少年山荘」 作:尾崎太郎 演出:伊藤大
 
 【出演】
   竹久夢二      ....檀臣幸
   ゆき江       ....尾身美詞
   山岡三吉      ....嶋田翔平
   宇留野肇      ....岩崎正寛(演劇集団円)
   髭の先生      ....鈴木弘秋(文学座)
   藤城画商      ....平尾仁
   竹久不二彦(チコ) ....石井輝之
   裸の健       ....五十嵐明
   お葉        ....名越志保(文学座)
 
 
画家で詩人でもあった竹久夢二。その彼のアトリエである通称“少年山荘”に集う人達の、激しくも切ない物語。全体的にシリアスなトーンで展開する作品でした。
檀さん演じる竹久夢二は、新しいモデルゆき江を抱え込みながらも、別れた妻のことを今でも引きずっている。そのことが少なからず息子・不二彦(チコ)との関係をギクシャクしたものにしている。一方ゆき江は憧れの画家のモデルになれたことに喜びを感じつつも、モデルとしてではなくひとりの女性として愛されることを願う。夢二の弟子・宇留野と山岡はそれぞれ自身の画家としての現在の立場に苦悩している。元モデルのお葉は一度は夢二の元を去ったものの、夢二の事が忘れられず精神を病んだ今でも舞い戻ってくる。
登場するほとんどの人物が何かしらの悩みを抱えており、それが時に激しくぶつかりあい、見ていてとても切ない。約2時間のお芝居...久しぶりにとても濃密な時間を過ごしました。
 
 
オイラは今回初めて知ったのですが、青年座では舞台初日の終演後に出演者、スタッフ、それにお客さんも交えて乾杯をする恒例行事があるそうで、知り合いの人に「残っていけば?」と言われ、図々しくもその場に居残る事に(^皿^)。檀臣幸さんをはじめ出演者の皆さんが揃ったところで、乾杯行事がスタート!。乾杯の後、スタッフ・出演者の方々がそれぞれ改めて紹介されました。出演者のお一人で弟子の山岡を演じた嶋田翔平さんは今回が初舞台とのことで、出演者の皆さんから贈り物をされていました(台本用にとブックカバーをプレゼント)。見た目が落語家の柳家花緑似の嶋田さん、檀さんから記念品を手渡される際「立派な落語家さんになって下さい」とコメントされ、これには場内大爆笑でした。
檀さんは初日ということもあってか、肉体的にも精神的にもかなり疲労されているようでしたが、それでも無事初日を終えられた安堵感からか、さわやかな笑みを浮かべておられました。
(乾杯の模様は青年座のブログでも紹介されております。オイラも小さくではありますが、ちゃっかり写真に写っておりました...苦笑)
 
 
苦悩する竹久夢二を演じる檀臣幸さん
ダンさん.jpg 
...ウーム、オイラが描くと全然似てないな(^皿^;)。本物はもっとかっこいいんですヨ!。
先日のドラマ「相棒」ではかっこいいサングラス姿を披露していた檀さんですが、今回の舞台では丸眼鏡姿を披露。これがなかなか似合っていました。舞台の最後、ひとりぼっちになってしまった夢二がおもむろにスケッチブックをとりだし絵を描き始めるシーンで暗転し舞台は終了。個人的にもう少し...せめてあと15秒くらいは描くシーンを見たかったです。
 
 
実は個人的にすごく嬉しい事がありました。
知り合いの人に「そんなに檀さんのことが好きなら紹介するよ」と言われまして。「いやいや、恥ずかしいからいいですよ」と一旦はお断りしたんですが、結局流れで紹介してもらうことに。乾杯行事も終わり帰ろうとする檀さんを呼び止めた知り合いは「檀さん、この人私の知り合いなんですが、檀さんのファンなんですよ」とオイラを紹介。緊張で固まるオイラに檀さんは優しく笑顔で「どうもありがとう」と手を差し伸べて下さいました。
 
和製ブルース・ウェイン(バットマン)と遂に初対面!
ダンさんと対面.jpg 
「また舞台を見に来て下さい」と檀さん。「も...もちろんです!」と即答するオイラに、檀さんはいたずらっぽい笑みを浮かべて「本当にぃ〜?、そんな事言って二度と見に来ないんじゃないの?」とジョーク交じりのコメント。そんな檀さんの冗談に、緊張で笑う余裕もないオイラは「いえいえ!、本当にまた見に来ます!」と恐縮して返事するのでありました。舞台終わりでお疲れのところ、オイラみたいなおっさんファンのために足を止めて下さった檀さん、本当にありがとうございました。そして、檀さんを紹介してくれた知り合いのS藤さん、本当にありがとう!(^皿^)v チキューニウマレテヨカッター!。
 
久しぶりに劇団青年座の舞台を満喫し、なおかつ憧れの檀臣幸さんと握手も出来て、2009年1月27日はオイラにとって忘れられない感動的な一日となりました(^皿^)/。
 
 
 
「オチャラカには、始まりも終わりもないんだッ!」
ハダカの健.jpg 
裸の健は戦争で頭部を負傷し帰国した元軍人。ある日少年山荘にふらりとやってきて、そのまま近くの山に住み始める。夢二の息子である不二彦(チコ)と意気投合し、よく二人で遊んでいる...。
そんな裸の健を演じるのは、五十嵐明さん。まだ片手で数えるぐらいしか青年座の舞台を見ていないオイラですが、そのいくつかに五十嵐さんが出演されておりました。個人的には数年前に見た「蛇」という作品でのカメラマン役がすごく印象に残っています。同年代ということもあり、今ではすごく親近感のわく役者さんであります(^皿^)。
nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 3

コメント 4

かいじゅうたちのはは

その握手した手は洗っちゃいましたか?
やっぱ、洗っちゃいましたよネ
インフルンザ流行ってるし…
まだ、だったらその手コチラへ送ってくださいヨ

真面、羨ましィ~!
by かいじゅうたちのはは (2009-01-30 20:41) 

堀越ヨッシー

かいじゅうたちのははさん、こんにちは。
...洗っちゃいました(^皿^;)。
檀さんはすごい紳士で、かっこ良かったですよ〜。もちろんお芝居の方も素晴らしかったです!。
by 堀越ヨッシー (2009-02-03 20:13) 

うつぼ

ヨッシーさんも有名になってくれれば握手してもらうのになー。。。
バットマン以外でヨッシーさんがコーフンするといえばお芝居。
濃密な時間を過ごせて何よりです。(^^)

by うつぼ (2009-02-04 22:40) 

堀越ヨッシー

うつぼさん、再びこんにちは。
握手だけ良いなら、いつでもしますがなー(^皿^)。
オイラがコーフンするものはバットマンにお芝居、あとは...やっぱりセクシーな女性ですかね?(^皿^)デヘヘ。
by 堀越ヨッシー (2009-02-07 08:47) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。