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ようこそ、トワイライトゾーンの世界へ [映画鑑賞]

数ヶ月前に発売となったDVD「トワイライトゾーン〜超次元の体験」が、安価版として再販されたので、この時を待ってました!とばかりに買ってまいりました(^皿^)。

トワイライトゾーン/超次元の体験

トワイライトゾーン/超次元の体験

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


イマダケ1500円!ナリ(^皿^)b
1983年製作ってことは、オイラが中学生の頃の作品ですね。実際に見たのはもっとあとで確かテレビ放送だったと思うけど、とにかく懐かしい作品です。これは同名タイトルのテレビ番組の映画版で、全4話のオムニバスです。そうそうたる顔ぶれの監督たちが各エピソードを撮っています。残念ながら映像特典などは収録されていませんが、そのかわりテレビ放送された時の日本語吹き替えが収録されています(ヤッタネ!)。
 
第一話〜TIME OUT(偏見の恐怖)
主演ヴィク・モロー(田中信夫) 監督ジョン・ランディス
期待していた昇進がお流れになり、ひどく機嫌が悪いビル・コナー氏。その怒りはやがて人種差別という形で爆発する。酒場で一通り愚痴を吐いたあとで表に出てみると、なんだかいつもと様子が違っている事に気付く男。そこは戦時下のナチスが占領する街だった...。
 
第二話〜KICK THE CAN(真夜中の遊戯)
主演スキャットマン・クローザース(及川ヒロオ) 監督スティーヴン・スピルバーグ
“太陽の谷”老人ホームで暮らす老人たち。彼らに希望はなく、残りの余生をただ淡々と過ごしていた。そこにブルームという名の男が新しくやってきた。彼は皆を前にしてこう言う〜「遊びを忘れた時から、人は歳をとり始めるんです。さあ、昔を思い出して皆で缶蹴り遊びをしましょう!」。ただひとり反対するコンロイ氏を除いた5人の老人たちは、深夜に集まり缶蹴り遊びを始めた。すると不思議な事に、ひとりまたひとりと容姿が子供へと若返り始めた...。
 
第三話〜IT'S A GOOD LIFE(こどもの世界)
主演キャサリーン・クインラン(戸田恵子) 監督ジョー・ダンテ
旅の途中でとあるさびれた町に立ち寄ったひとりの女性教師ヘレン・フォーリー。そこでアンソニーというひとりの少年と知りあう。ひょんな事から彼の家へと招かれることになったヘレン。少年の家族に歓迎されるも、アンソニーを溺愛する家族の面々にどこかしら妙な違和感を感じるヘレン。やがて少年の恐るべき正体が明らかとなる...!。
 
第四話〜NIGHTMARE AT 20000FEET(2万フィートの戦慄)
主演ジョン・リスゴー(青野武) 監督ジョージ・ミラー
飛行機恐怖症のジョン・ヴァレンタイン氏は、嵐の中飛行する飛行機内にいた。飛行機が墜ちないかと不安でたまらないヴァレンタイン氏。そんな彼がふと窓の外に目をやると、翼の上に何かがいるのを見つけた。「人だ...人がいるッ!」大声で皆にその事を知らせるヴァレンタイン。だがスチュワーデスを始め、乗客の誰しもがその話を信じてはくれない。やがてその“謎の生き物”は、飛行機のエンジンを破壊し始めた。このままでは飛行機は墜落してしまう!。ヴァレンタイン氏や乗客の運命はいかに...!?。

 
第一話のエピソードは、主演のヴィク・モローが本作の撮影中に不慮の事故死(落下したヘリコプターに巻き込まれた)を遂げたことがあまりにも有名。それ故に作品自体は尻切れとんぼの感は否めないが、それでも作品の持つ印象は強烈。差別していた側から、差別される側に陥った男の恐怖を描く。監督は「ブルースブラザース」のジョン・ランディス。田中信夫さんの声が渋いッ!。
第二話のエピソードはスピルバーグ印の感動ドラマ。主演のスキャットマン・クローザースのチャーミングな笑顔がたまらない。声を吹き替えた及川ヒロオさんは知る人ぞ知る役者さん。「世界まるごとHowマッチ」での外人吹き替えは今や伝説となっています(...たぶん)。
第三話のエピソードは「グレムリン」のジョー・ダンテが監督。アニメ好きの少年が現実世界に生み出すクリーチャーを制作したのは、知る人ぞ知る特殊メーキャップ・アーティストの天才ロブ・ボッティン。どんな人かを簡単に説明すると...「狼男アメリカン」で狼男を作り(今や伝説!)、「遊星からの物体X」で宇宙外生命体を作り(更に伝説!)、「レジェンド」でダークネスを始めとするファンタジーな生き物を作り、「ロボコップ」でロボコップスーツを手がけ、「トータル・リコール」でシュワちゃんのダミーヘッド(顔がばっくり割れる)を作り、「セブン」で死体を作り(リアルすぎて日本公開時には股間にボカシが入った)、「ミミック」でゴキブリの化け物(デカイッ!)を作り、「ザ・グリード」ではタコの化け物をデザイン(こちらはCGなのでデザインのみ)した...そんな人です。...以上簡単な説明でした(どこがやねん!)。
第四話のエピソードは恐怖の演出が冴え渡る力作!。それもそのはず、監督は名作「マッドマックス」を撮ったジョージ・ミラー。ミラーお約束の目玉飛び出しショット(!)もしっかりと入っていてファンはニヤリ。主演のジョン・リスゴーの鬼気迫る演技が素晴らしい(もちろん声をアテている青野武さんも!)。そして何より素晴らしいのは、見えそうでなかなか姿がはっきりとしない謎の生物の不気味さ。いわゆるグレムリン(昔から飛行機を墜落させると言われている妖精)なんだけど、とにかくコイツが不気味で最高ーッ!なのです。
そして、プロローグとエピローグにはダン・エイクロイドが出演しています。どんな役なのかは見てのお楽しみ♪。吹き替えはオイラの大好きな大塚芳忠さん(^皿^)。
 
 
どの作品もそれぞれに監督の個性が出ていて見応えがありますが、加えて特筆すべきは全編を彩る音楽の素晴らしさ!。手がけるのは今は亡き巨匠ジェリー・ゴールドスミス先生であります。第二話では感動的なスコアを、第四話では恐怖の旋律をと、ヴァリエーション豊かな音楽を聴かせてくれます。さすが師匠、素晴らしい職人仕事であります!。師匠を敬愛するオイラとしては、是非ともサントラを欲しいところなんだけど、残念ながら現在は絶版となっており、今ではかなり入手困難なレアアイテムと化しています。是非とも再販して欲しいぞッ!。
 
 
皆さんも秋の夜長にトワイライトゾーンへと旅をしてみませんか?。

 
「本当に見たんだ!、翼の上に怪物がいるッ!」...だが、誰ひとりとしてヴァレンタイン氏の言葉を信じる者はいなかった...(「2万フィートの戦慄」より)
グレムリンモンスター.jpg
 
 
「おじさん、うさぎを出してよ!」...手品を要求するアンソニーだったが、シルクハットから出て来たのは、うさぎの怪物だった...(「こどもの世界」より)
うさぎの化け物.jpg
 
 
余談ですが、トワイライトゾーンと言えば個人的に思い浮かぶのがマンハッタン・トランスファーが歌う同名曲。
ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー

ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 1994/03/25
  • メディア: CD


こちらのベスト盤にも収録されているようです。オイラ、マントラ大好きなんですよ!(^皿^)。日本にもちょくちょく来ているようなので、一度はあの絶品ハーモニーを生で聴いてみたい!と思ってはいるのですが、日程&金銭問題などのせいでなかなかその機会に恵まれず...(T T)。
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コメント 4

うつぼ

トワイライトゾーンというと私も真先にマンハッタン・トランスファーを思い出しますが、数年前にコンサートに行ったきり。。。
結構チケット手に入らないんですよね。。。
で、映画にジョン・リスゴーが出ているんですね。結構好きなので(どんな役でも演じる人だし)借りてみようかな。
by うつぼ (2008-10-19 19:42) 

堀越ヨッシー

うつぼさん、こんにちは。
とりあえず、ジョン・リスゴー若いです!(^皿^)。今やクラシックな作品ですが、どのエピソードも面白いので、未見なら是非是非お薦めします。
by 堀越ヨッシー (2008-10-20 07:47) 

Yakoha

こんにちは。懐かしい作品ですね。
どういうわけか第2話が全然思い出せない・・・
そういえば最初と最後にダン・エイクロイドが出たませんでしたっけ?
ダークな笑いが・・・?
by Yakoha (2008-10-26 02:17) 

堀越ヨッシー

Yakohaさん、こんにちは。
ダン・エイクロイド出てます出てます(^U^)v。この頃から太り始めてますね(笑)。
by 堀越ヨッシー (2008-10-27 07:26) 

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